ファイナンシャルプランナー(FP)2級に合格するために使用したテキストと勉強する上で大切なこと

ファイナンシャルプランナー(FP)2級に合格するために使用したテキストと勉強する上で大切なこと

ファイナンシャルプランナー(FP)試験の勉強におすすめなテキストはこれ!

自分は、資格のための学校などには通わず、最初から最後まで自力でやり遂げました。そこで試験当日までずっと使っていたのが、「みんなが欲しかった!FP2級の教科書」というテキストです。

あと、この教科書の系列で、「みんなが欲しかった!FP2級の問題集」を使用しました。

教科書の方は、全ページカラーで、表や図などを使いながら重要ポイントを解説してくれるので、初心者でもとても分かりやすく使いやすかったです。また、問題集は豊富な問題数がすべて過去問から構成されているので、問題集に載っていた問題が実際の試験にも出題されたりするなど、とても役立ちました。

毎日の勉強時間は?

自分は、あまり集中力が何時間と続くタイプではないので、毎日1時間と決めて勉強しました。5月に受験することを決め、前年の7月から勉強を始めました。さすがに試験日が近づいたら勉強時間を増やしましたが、途中で嫌にならないように常に「勉強時間はほどほどに」を心がけていました。

おすすめの勉強方法

1か月目~4か月目

まずは、必ず教科書を熟読することが大切です。FPは、お金の勉強をしていきますが、ほとんどよく分からないことだらけです。なので、教科書を最初から最後まで、自分が重要だと思ったところにはラインを引きながらゆっくり読んでいきました。

ノートにまとめがら進めようかと思いましたが、使用した教科書は元々分かりやすくまとめてあるので無駄だと思いました。教科書を1周読んだら、分かりづらかった単元や苦手な単元を繰り返し何度も読みました。ただ、ここで完璧に覚えたわけではありません。全体の内容を4割~5割程度覚えただけです。

5か月目~8か月目

基本的な用語をざっと覚えたら、次は問題集を使って定着させます。FPの試験には、学科と実技があります。まずは学科問題を一通り「解く→解説を読む」を繰り返していきます。ここで大切なのは、間違えた問題にチェックを付けておくことです。

そうして一通り解いたら、2周目に入ります。2周目は、チェックの付いた問題のみ解いていきます。また、ここでも間違えたら新たにチェックを付けていくことを忘れないようにしましょう。3周くらいしたら、基礎が定着してくるので、実技分野も同じように進めます。

チェックの付いた問題を中心にやり、たまに確認のため全問題を解くなど、問題集を5周くらい繰り返しやりました。問題と答えを覚えてしまったこともありますが、似たような問題が試験に出るので、覚えるくらいが丁度いいのかもしれません。

9か月目~試験前日まで

最後にやったのは、過去問です。FPは、公式サイトに過去問がたくさん出ているため、印刷して使用しました。あまり古い過去問だと、法制度など今の制度と変わっている点があるため、過去6回分(1年で3回試験があるので2年間分)を使用しました。

過去問を解く際の注意点は、きちんと時間を計ることです。当日の時間配分を決められるので、必ず実際の試験時間と同じ時間で解く練習をしました。

終了後は、必ず採点をして、合格圏内かどうかを確認しました。自分は、この過去問すべてで合格点を取れていたので、かなり自信がつきました。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験を受けてみての感想

当日まで、かなり勉強したのである程度の自信はありました。しかし、実際に受けてみると自信なんてどこかへ行ってしまいました。

最初が学科試験でしたが、見たことのない問題が数問出てきたんです。これだけでかなり焦りました。その焦りのせいで、他の問題も全然自信が持てず、終始ドキドキしながら受けていました。解答に自信の無い問題にチェックを付けていたのですが、一通り解いた後に数えてみたら多すぎて合格点には届かないくらいでした。

ただ、時間には余裕があったので2度3度解きなおして、なんとか終わらせた感じです。次の実技も同じでした。2問ほど見たことない問題が出題され、全く解き方が分からず焦りました。そして、その焦りが他の問題にも影響していたんですね。解きなおすと全然違う答えになり、こちらも2~3回解きなおしました。

学科も実技も時間に救われました。時間に余裕があったので、しっかり見直すことができ、自分のミスにも気が付くことができたんです。時間配分は大切だと感じました。

ファイナンシャルプランナー(FP)試験受験後の様子

とりあえず、約10か月間コツコツ勉強してきたことが全て終わったので、かなり解放感はありました。とっても清々しい気持ちでした。しかし試験内容のことを振り返ると、合格の自信は全く無く、完全に落ち込んでいました。不合格だと思ったので、次はいつ受験しようかも考えていたくらいです。

模範解答での自己採点

毎回試験当日の夕方、公式サイトから模範解答が公開されます。自分も結果を知るのが怖かったですが、モヤモヤが長く続くのは嫌なので、自己採点をしました。

FPの試験は、学科は全60問で1問1点です。60点満点中36点以上で合格となります。実技は100点満点中60点以上で合格ですが、配点が公開されないため、どこかの資格学校の予想配点を利用して採点をしました。かなりドキドキしながら自己採点した結果、学科50点、実技81点という結果がでました。

落ちたとばかり思っていたのに、自分の中では意外と高得点が出たので、驚きで声がでませんでした。この時は、見たことない数問にどれだけ振り回されているんだと自分を笑いたくなりましたね。とりあえず、余裕の合格圏内だったので、一気に元気になりました。もうこの時の喜びや嬉しさは忘れられません。いい思い出が出来ました。

正式な結果発表

結果発表は、だいたい1か月後に公式サイトで発表になります。自己採点では合格でしたが、採点ミス等で不合格だったなんて可能性があるため、この日までは若干ドキドキしていました。結果発表の時刻がやってきて、すぐに確認。結果は予想通り、学科と実技ともに完全合格でした。これで心の底から安心できました。数日後には合格証書が郵送で届き、晴れてFP2級を取得しました。

振り返ってみて、勉強に大切だと思ったこと

自分が勉強するなかで、大切だと感じたのは、テキストの浮気をしないことです。
よく、勉強のために関連の参考書をたくさん買う人がいます。でも、たくさん買っても結局すべてを完全に使うことって無理だと思います。

私は、1冊の教科書と1冊の問題集を繰り返しやりました。最終的には内容をほとんど覚えられました。そして、合格までできました。なので、自分に合うテキストを決めたら、最後まで徹底的に使い込みましょう。それが合格への近道だと思います。

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