管理栄養士国家試験合格の近道は クエスチョンバンクを完璧にすること?私の勉強方法を紹介!

管理栄養士国家試験合格の近道は クエスチョンバンクを完璧にすること?私の勉強方法を紹介!

この記事では、私の勉強方法と、当日の心構えについて書いていきたいと思います。

勉強方法

私は大学の管理栄養士養成課程でしたので、勉強すべきところは先生の講義で教えてもらった点が多いです。
ただ、先生に教わった以外でもっとも役に立った参考書や問題集などを紹介したいと思います。

使用した問題集

私がもっとも愛用していたのはクエスチョンバンク(メディックメディア)です。クエスチョンバンクは絵が可愛くてわかりやすく、余白が多いのが特徴です。


クエスチョンバンクは大学3年のころに購入し、コツコツ読むようにしていました。そのころはまだ本腰をいれて勉強はしていませんでしたが、先生が覚えておきなさいといっていた必須アミノ酸やTCAサイクルはなるべく読むようにしていました。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ちは覚えるところが多く、かつ点数の配分も大きいので、早めにとりかかるのに越したことはないです。覚えても忘れるので、何回も繰り返し読み、語呂合わせを考えたりして工夫しました。
食品と機能も覚えることが多かったのですが、私はその分野は苦手でした。何度覚えても忘れてしまうので、とりあえず、クエスチョンバンクの赤字のところだけでも覚えるようにしました。しかし、結果はその分野が1番できが悪かったです。

4年になってからは、過去問を5年分、繰り返しやりました。過去問は何度もやっていると問題と答えを覚えてしまいます。それで正解しても満足せず、例えば間違っているものを選ぶ場合は何が間違っているかを記述できるようにし、正解のものを選ぶ場合は、他の間違ってるものの正しい答えを記述できるようにしました。
私はクエスチョンバンクを見ればすべてが解決するようにしたかったので、他の問題集に乗っていてクエスチョンバンクに記載されていないものなどはクエスチョンバンクに貼ったり、余白に記入したりしました。
そして分厚い本1冊を持ち歩くのは大変なので、分野ごとに切り離して表紙をつけました。電車などで勉強しやすくてよかったです。

問題集は、クエスチョンバンクと過去問で十分でした。過去問は正解したらチェックをいれていき、3回チェックをいれれるまでしました。そしてどうしても間違えてしまう苦手な問題は大きなマークをつけ、すぐわかるようにしました。

息抜き用の参考書として、同じメディックメディアから出ている、「栄養士・管理栄養士のためのなぜ、どうして?」も使用しました。


この本は、新米栄養士とベテラントマトのキャラくったーのやり取りがとても面白くてわかりやすいです。それでも赤文字のところで重要なキーワードをカバーしています。

また、友達同士で問題を出し合うのも非常に有効でした。私は教えることの方が多かったですが、人に説明することでより記憶が整理されます。変な語呂合わせも、友達と話すことでより覚えられました。
あと、日常生活で勉強した内容を使うようにしました。例えば、卵を見ながら、サルモネラ菌怖いというとか、料理しながら何分加熱してもあの菌死なないんだよね、などです。

分野ごとの勉強方法

社会、環境と健康は語呂合わせなどでひたすら暗記、です。食べ物と健康も同様です。人体の構造と機能及び疾病の成り立ちは、暗記ももちろんですが、理解することを心がけました。ここでこの回路に入るのか、筋肉ではこのアミノ酸が代謝できるのか、BCAAはこれで、など。臨床栄養学、基礎栄養学にもかぶる部分も多く、大事な分野なので、とにかく早めに勉強を始めました。

基礎栄養学も理解が大切です。栄養教育論も、暗記より理解かなと思います。国語がわかれば解ける問題も多いです。公衆衛生学も理解です。教科書ではわからなければ、例を考えたりしました。応用力試験は、数をこなすことが大切です。パターンがあります。例えば、オニギリで食中毒なら黄色ブドウ球菌といった具合です。臨床栄養学は、理解が大切です。あと、検査値も暗記しました。

勉強時間

1日中勉強付けでした。4年の秋ごろからは卒業論文を書いていない時間はずっと勉強をしていたので、1日10時間は勉強したと思います。
学校では問題集、電車では参考書、家では問題集、そして寝る前に暗記物をしてその暗記物を考えながら寝て、起きたら前日の暗記物をチェック、というふうにしました。

模試の効果的な受け方

模試は受けたほうがいいです。お金もかかりますし、働いている方は休みを取るなど難しいことも多いと思いますが、絶対受けたほうがいいです。私が初めて模試を受けたのは3年の冬でした。こつこつ勉強していたので、結果は110点と本格的に勉強し始める前からわりといい線をいっていたのですが、やはり難しかったです。模試を受けると、時間の使い方がわかります。わからない場所はとばす、考えればわかりそうなところは考える、など。

そして、余裕がでてきたらそう考えた理由などを余白に書いておくと見直すときに便利です。1番大事なのは、やりっぱなしにせず、答え合わせをして解説も読むこと、解説も覚えることです。
そして数日たったらまた解きます。その時は何が間違っているか、正解を答えられるようにしましょう。はじめは、わからないまま終わった場合、寝ていることも多かったのですが、慣れてきてからは問題にいろいろ書きこんだりしました。正しいのを選べ、では間違っている箇所の訂正を書くなど、です。

試験1週間前からの過ごし方

なるべく試験当日に生活リズムを合わせるようにしました。起床時間を試験当日起きる時間にし、試験開始時刻からは勉強に集中をし、お昼休憩の時間に昼食をとるようにします。
午後も同様にします。休憩をしたらひたすら勉強です。
ちなみに、問題集はあまり広くやらず、絞るのが良いと思います。

試験当日の感想と結果

試験は余裕をもって答えることができ、2回ほど見直しもできました。途中退室もできましたがそれはせず、試験用紙にいろいろ書き込んだり、解答用紙を何度も見直し、マークのズレや名前間違いなどがないかを確認しました。

やはり、食べ物と健康の分野がよくなかったですが、他でカバーしました。応用問題は、国語がわかればわかるところもありました。
結果は200点満点中175点とかなり好成績で合格できました。ちなみに、女子トイレは混みました。ちょっとした問題集を持って行って並んでいる間も勉強すればよかったです。

合格への近道!?

クエスチョンバンクを完璧にする、でしょうか。
しかし、それは難しいし、どうしても苦手な点、覚えられない点もあると思います。そんな時は、その問題は諦める、というのも1つの手段です。全部諦めてはいけませんが、仮に寄生虫が全部覚えられなくたって、6割とれば合格できるのですから、どうしても覚えることのできない分野に時間を割くより、ほかの問題をを答えられるようにした方が有意義だと思います。
ただ、食中毒菌などは栄養士の基本なので、ここが覚えられないと、試験に合格しても現場で困る、ということがありますが。

やっておいてよかったこと

1年の時から先生の言っていた重要ポイントはなるべく覚えるようにしていたことです。1度しっかり覚えれば、忘れてもすぐに思い出せます。普段の勉強をきちんとしていたから3年生のころから好成績でスタートを切れたと思います。

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