臨床検査技師面免許にギリギリで合格した私の勉強法

臨床検査技師面免許にギリギリで合格した私の勉強法

国家試験となる臨床検査技師免許取得のためのこの試験ですが、実施が2月となります。専門学校や4大それぞれで学校の方針が異なり時間が足りない!!という人におすすめの勉強法をご紹介したいと思います。(あくまで個人の方法で、必要最低限の詰め込み方をしています。ご参考までということで読んでみてください。)

4大の臨床検査技師養成学校で学ぶ

私の状況ですが、まず4大の臨床検査技師養成学校になります。4大ということは卒業論文、研究室配属というものがあり、それぞれ大学によって基本スタイルや最低限してほしい内容が異なっており、そこで私は非常に忙しい大学生活を送っていました。といっても大抵の人が大学生活で思い浮かべることですが(アルバイト・部活等々)、一人暮らしということと、医学部の部活に所属しており、研究室もなかなかしっかりとしたところに配属という形になっていたので、最終的な試験勉強に費やす時間を捻出していたということになりますが、、

臨床検査技師の学問の内容

それでは、臨床検査技師の学問の内容についてです。
ジャンルは医学科の生徒の内容を浅く網羅しているものとなっており、特に病気に直結してくるような分野ではより掘り下げて学んでいる分野があります。この辺りは看護の資格と似ている部分もありますね。検査技師特有となってくるものとしては、微生物や免疫の話、寄生虫や公衆衛生に関わる部分といったところが特徴的なところだと思います。

血液学についても看護師さんとは少し扱うものが機械の内容が入ってくるため、単に採決に必要な採血管の色以外にも血液疾患について白血病やマラリアといった分野にも踏み込んでいきます。こういったところの詰め込みとなる部分がかなりのウエイトを占めてきます。

他には生理分野のエコー・筋電図の項目がありますが、視覚的にわかりやすい内容となており、試験の段階では簡単に暗記していけるものとなっています。おそらく受験生っが最も難しいと感じるのは病理学の分野でしょう。

今書いた項目だけでほとんど網羅できていると考えてもらって構いません。

 

私はですが、基本的に授業をほとんど出席しており(当たり前ですね)、2年時頃から始まる実習もレポート提出をするうえで学んでいることが多く復習できたため、4年時の勉強は5月ごろからスタートしました。、といっても所属の研究室には内緒です。教授が優秀だったのか、卒業論文までは研究以外を希望せず、ひっそりと勉強を勧めました。そのあたりは自分の能力との調整になってきますので、自分の人生を丸投げしないためにも早めの対策や自分に必要な方法を取捨選択することが求められますね。

過去10年分の問題集を集める

5月ごろから取り組み始めたことですが、まず過去10年分の問題集を集めることです。夏になると最新(前年)の問題と解答の掲載された過去問題集が5年分をまとめたかたちて出版されます。私の場合は5月の時点で6~10年まえの問題集をアマゾンで安く入手し、8月以降に直近1~5年前の物を書店で購入しました。何分検査技師の分野が広いので、先輩からの話では過去問をする方がいいということでこの方法を取りました。

出版社は大手の医学出版社が人気のようで有名な2~3社で皆さん勉強して大方受かっていたようです。※国家試験の合格率は平均70%です。ほかの医療系の合格率より気持ち低くなっており、あなどらず対策をしていってください。

模擬試験を受ける

そして5月に同時に始めたのが模擬試験への参加です。本番までに三回試験が受けることが出来、この試験に参加している人ほど実際の合格率は高くなっているという話です。実際受けたところ、3回目になるにつれ、点数も伸びましたし自分の状況もしっかり把握できましたのでお勧めします。全国の技師さんとのレベルの確認も試験合格には重要ですね。
もちろんこの試験で100%解凍できるような復習は何度もしました。

勉強法

ここから、細かな勉強方法ですが、私の購入したテキストは1~5年前のものと6~10年前の物では別の出版社のものを使用しています。

  • 1~5年前:実際のテスト形式
  • 6~10年前:単元別

という形にして進めることにし、5~9月にかけては単元のおさらい、実際どのような出題がされているかといった傾向、問題から基礎知識を復習をメインにしました。ここで確実にとるべき頻出問題や苦手な単元があったのをみつけ、教科書で復習をしていったり、何度も問題を解いたりしました。

検査技師の問題は2年で改定されるため、難易度は年度が替わる年に関して評価が出来ません。しかし重要な点は毎年といっていいほど各分野で一問ずつは出てくるので覚えるといったふうに勉強していきます。いわゆる過去問研究ですね。

8~1月にかけて、次は過去問形式の問題を解いていきます。この問題形式で実際に試験時間(午後と午前)の時間を図ったり、実際の模擬に近い状況で行えるといいですね。5年なのでだいたい5日で終わりますが、これを10セット目標にしていきました。ただし、問題を解いていくとドツボにはまってだんだん点数の伸びがなかったり、逆に少し点数が落ち込んでくるのが試験勉強あるある。ここからが踏ん張りどころになってきます。

必要な処置として

  • 新たしい参考書を一冊まで買い、それを何度も読む
  • 暗記の知識を紙にまとめ、その項目を暗記する
  • 微生物などは捨てる(笑)

です。
実際の業務と違い、試験勉強の効率に合わないものは合格のために捨てざるを得ませんね、、皆さんはそこまでに基礎知識を備えてあげてください!
くれぐれもまっさらな状態で最終学年を迎えないように。

休む間も無く勉強する

1月くらいになってくるとインフルエンザとの脅威と闘いながらの試験勉強になります、早いうちに予防接種は済ませましょう。最近は年に2回といいます。まじめな受験者はインフルエンザなんか病は気から!かなにかわかりませんがかかりませんね(筆者は大学受験もこの試験の時も予防接種のおかげもあって無事健康なまま過ごしました)

お正月から、休む間もなく勉強です。最後のラストスパートとなってきますのでどんどん詰めこみに良い方法を取り入れます。就寝前の勉強、繰り替えしの内容をとりいれる、友達と講義室でしゃべりながら勉強、、などなど。

この時期は大学もお休みなので、空き部屋でしっかり勉強できます。医学系キャンパスにウイルスを持った人が少ないので市の図書館より安全ですね!

私の場合、親せきが看護師でしたし、理学療法士の試験を受ける友達が大学にいたのでたまたま講義室であったときには一緒に勉強してくれました。違う分野ですが似た内容をしていいるひとは、同じような問題や体の仕組みでも視点が違うのでへぇ~となったりしてよかったです。各分野の友人は多いといいですね!!基礎的なところは共有できますし、受験に当たってこのような乗り越え方も一つの方法に感じました。

1月を終えたあたりから本格的に焦る

だいたい1月を終えたあたりから本格的に焦ります。私は上記の勉強方法で相当ギリギリでしたので、最後は徹夜したかったですが睡眠による脳の整理をするために一切徹夜はせず4時間の睡眠は確保しました。

2月の上旬になるとほとんど同じ問題を解くことの繰り返しです。このころはすでに1~5年前の問題をほとんどできるようになっていることが目標になります。
どうしても覚えられないところがある場合、そこの部分の暗記を繰り返し繰り返し、、です。

2,3日前には最寄りの試験会場への下見や宿泊が必要な人は手配を確認します。この時に風邪を拾わないようにしてくださいね。

試験結果的には200点満点の120点がボーダーラインです。一問2点ほどですので間違えられる数は限られます。私は128点ほどだったとおもいます。ご参考までに。皆さん是非頑張ってください。

-->