2ヶ月で医科医療事務管理士の資格を取得した私の勉強法

2ヶ月で医科医療事務管理士の資格を取得した私の勉強法

わたしは、学生時代に校内の最短期間で医科医療事務管理士の資格を取得することができました。
この記事では、どのような勉強法を行なったのか、また、その時の心構えなどを書いていきたいと思います。

わたしが行った勉強法

問題は別紙で解く

わたしは医科医療事務管理士の資格を取得するまでの期間、一つの教材を中心に勉強をしました。
あとは学校でもらえる過去問などを繰り返し解いては見直して再度同じ問題を繰り返し、満点になるまで何度でも同じ問題を解くことに専念をしました。
まず、自分で選んで購入した教材は、医療事務診療報酬請求事務能力認定試験(医科)合格テキスト&問題集という参考書でした。

これを選んだ理由は、問題集と解説がセットになっており、さらに知識として新しく学べる部分の教材も含まれていて、参考書と問題集が一冊にまとまったものだったからです。
何冊も持っていると、もちろんその方が使いやすいという人もいるかと思いますがわたしの場合は、机にたくさん本が広がることがあまり好きではありませんでした。
ですので、一冊の本で学べて問題が解けるというこの参考書は、非常にわたし向きでした。

学校に入学した時点で、わたしは診療報酬請求に関して無知でした。ですので、勉強をする部分の多くは授業でということになりました。授業で他の生徒と勉強をすると、他の生徒に負けたくない、自分が一番最初に資格を取得するのだという闘争心が芽生えて、家で1人で参考書だけを眺めているよりも良い刺激になったと思います。
そして、学校で宿題として出される問題は、最初は本紙には書かずに白紙の紙に、全てを書き写してから問題を解くようにしていました。

計算なども全て別紙で行うことで、一度解いた問題も何度でも繰り返し解き直すことができるようにしたのです。
そうすることで、問題は少なくとも満足できるまで復習することができたのです。
その後、その時の自分のレベルにあった問題を購入した問題集から選び、同じく本誌ではなく白紙の紙に写して解く方法を取っていました。
ですので、現在も持っているその問題集はめくった跡などを除けば真っ白で綺麗な状態であります。

一問を30分で解く訓練をした

この資格は、2時間で3問の問題を解かなくてはなりません。その3問は、難易度が低中高と三段階に分かれています。ですので、1問の持ち時間は40分ほどありますが、簡単なものは20分ほどで解かなくては難易度の高い問題を考える時間がなくなってしまいます。ですので、わたしはまずどの問題でも30分で解くという訓練をしました。

実際に試験の時には、難易度が高い問題でも30分ちょっとで解いて、残り時間は間違いがないかのチェックをする時間に当てる必要があります。ですので、最初は難易度の低い問題でも1時間かかってしまっていましたので、その時間を縮めていくことから始めました。何度も同じ問題を繰り返していると、だんだんと処置名や薬品名など見覚えの多いものが増えてきて、記載するのに時間がかからないようになってきました。

この資格の難しいところは、計算などが大変な部分ももちろんありますが、私生活では見慣れない病名や薬の名前を間違いなく書かなくてはないところにもあります。
全て漢字で書かれている長い病名や、聞きなれない横文字の薬品名は、一度見ただけでは書くことは難しいです。
まずは何度も同じ問題を解くことで、試験に出て来やすいそのような名称を記憶することが問題を解く時間を縮めることにも繋がりました。

最初から過去問には取り組む

結果的にわたしは入学してから試験が受けられる最短期間の2ヶ月で、取得することができました。その2ヶ月の間に解いた問題の9割は過去問です。試験問題は、実際に現場で使われるようなレセプトというよりは、間違えやすい言葉や計算を取り入れる形になっています。
ですので、資格を取るまでは今までに試験に出た問題を取り組むことにしていました。そして、資格取得後に現場で使われるようなレセプトを取り寄せて勉強をしました。
正直、試験の問題と現在でのレセプトは全く違います。
今は手書きのレセプトを書く病院もほとんどありませんので、試験までの勉強よりもその後のパソコンを用いてのレセプト勉強の方が簡単だったように思います。

試験結果

学校内の歴代としても最短期間で資格が取得することができました。

2ヶ月で資格取得

試験の日の手応えは正直ありませんでした。終了の声がかけられてから回収までの間に何箇所か間違いに気づいたりしたので悔しい部分も多く、その間に数カ所も間違いに気づいたのだからもっとあるだろうと思っていたのです。実際には間違いは終了時に見つけたその三箇所しかなく、ほぼ9割以上は正解だったのです。
過去問で記憶していたものが半分以上問題として出たことが合格の要因であったと思います。

難しかったところ

試験の中でも問題を解く中でも難しいと感じたのはやはり病名や薬の名前の部分です。カルテに書いてあるものを、レセプトに書き写さなければならないのですが、そこで書き間違いをしてしまうと減点となります。たとえば、コミニュケーションかコミュニケーションかという、ニュアンスの違いでも、カルテに書いてある通りに書かなければ減点となるのがこの試験です。

また、病名も似たような名前の病名や処置名などがたくさんあります。裂傷か裂創など、パッと見たら同じような漢字があると、どうしてもよく見ずに書き慣れた方を記載してしまいます。おそらくこのようなミスで試験に落ちたという人も多いかと思います。いくらそれまで勉強をしても、その日の集中力や見直しの慎重さによってミスが増えてしまうというのも、この試験の難しいところであります。

試験に受かるためのコツ

大切なことは見直す時間を持つこと

この試験で大切なのは、問題を解くことも当たり前ですが、それ以上に余った時間でいくら見直しができるかというところです。問題を解く時には一生懸命になってとにかく時間内に書いて計算をと思っています。ですが人間ですから書き間違いは必ずありますし、計算の間違いももちろんあります。わたしの経験上、間違いとして多かったのは暗算でできる計算でした。
計算機を用いてする計算であれば、間違わないように何度も計算機を打ち直して確認をします。

ですが、7×3のように小学生でもできる暗算があると、見直すことすらしません。ですが、このような簡単な暗算こそ急いでいると間違えていたりするものです。そして、答え合わせをしたときや試験として帰ってきた時などに、何でこんなものを間違えたのだろう、見直せばすぐに気づくのになぜ飛ばして見たのだろうと後悔をします。
これが試験本番で起こり、あと一点で合格だったという事態になれば、後悔しか残りません。大切なのは、ゆっくり見直せる時間を持つこと、そしてどんなに簡単に見える部分でも改めて確認することです。

勉強法の後悔

こうして勉強しておけばよかったという後悔はほとんどありません。むしろ問題集を多く集めてやるという方法を取らなくて正解だったと思います。学校からもらう問題を解いていてもかんじましたが、どの問題集でも出る問題、引っかかる問題は同じようなものです。ですので、引っ掛けポイントなどはひとつの問題集をしっかりと目を通せば十分な習得できるかと思います。
冊数だけこなして十分勉強したと満足してしまうよりは、少ない冊数でも何度も繰り返し解き直すことが、学んだことを頭に入れる近道だったと思います。

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