毒物劇物取扱責任者に合格しました!コツはとにかく過去問をやり尽くすこと
- 2018.08.10
- 危険物
この記事では私が毒物劇物取扱責任者を受験して、合格した時の体験を紹介しようと思います。主に勉強方法や、スケジュール、出題傾向を紹介しようと思います。
そもそも毒物劇物取扱責任者とは何か
毒物劇物の製造、販売等をする際に必要な国家資格です。全4教科の合計点数の6割以上と、各教科の4割以上の得点が合格に必要となります。国家資格の中では簡単な方と言われていますが、専門分野なので難しいと思いました。私は化学系の学校でもなく、ただ業務で必要なので専門外ですが受験をしました。ちなみに農業用品目を受験しています。
初期の勉強方法
参考書を買って読む
まずは古本屋に行って、毒物劇物取扱責任者の参考書を適当に買ってきて、斜め読みします。そこまで覚えようとせず、「こんなものかぁ」くらいに読んでいきます。
過去問をダウンロード
インターネットで過去問をダウンロードできるので、自分が受験する都道府県からダウンロードします。この時、年度は過去5ヶ年くらいをダウンロードするといいですよ。
過去問に手をつける
過去問をやってみます。おそらくボロボロのはずですが、私も最初は10点台でした。気にせず次の年度の問題をやっていきます。
過去5年間の必出問題をチェック
次にその5ヶ年の過去問で必ず出てくる問題をチェックします。過去問をやっているうちに答えを覚えてしまっていると思いますが、参考書で詳細を調べましょう。これで、確実に20点くらいは取れます。
再度、過去問を5ヶ年分をやる
再度、過去問を5ヶ年分やります。上記の確実に出てくる問題はクリアしていると思いますが、それでも合格点には届かないと思います。
次の段階の勉強方法
化学の基本を勉強する
私もそうでしたが、法律関係は点数が稼ぎやすいのですが、化学の専門分野は苦手な人が多いと思います。ここで高校の化学の参考書か教科書を使用して、化学の基本を勉強します。参考書の基本問題を繰り返し解いて、頭に叩き込みます。具体的には、問題集の8割くらいの正解率があればOKです。
毒物劇物を覚える
7.次に必要なことは、主要な毒物劇物の名前、危険性、解毒方法を覚えることです。5ヶ年の過去問に重複して出てきた物質を優先的に覚えて下さい。本試験では、マニアックな物質は1~2問くらいしか出てきません。
試験1ヶ月前の勉強方法
過去問を繰り返し解いてみる
おそらく合格点に達するところまで来ているはずです。ここで合格点に達していなければ、合格は難しいのではないでしょうか?
別の都道府県の過去問もやってみる
受験する都道府県の過去問が高確率で合格点に達するようになったら、別の都道府県の過去問をやってみます。ここで間違えた問題を参考書で詳細を調べます。5ヶ所くらいの都道府県の、前年度だけで構わないので過去問を解き続けます。
本番感覚で挑戦する
ここまで来たら、全くやったことのない都道府県の過去問を本番と同じ時間で挑戦します。本番を意識して解いていきます。
やったことのない過去問をやる
11.同じように、やったことのない過去問を解いていきます。これで合格率が8割以上あればOKです。
受験結果
私はすぐに結果が知りたかったので、試験問題にマークした番号を書き込み持ち帰って自己採点しました。結果は85点で一発合格でした。
勉強開始時期や勉強方法
やはり化学の問題が一番覚えるのに時間がかかりました。高校の化学の教科書を使って基本だけで良いので早めに覚えておくと後が楽です。逆に関係法規は、すぐに覚えられるので後回しにしても問題はないでしょう。
事前の講習会は受けないといけないのか?
人によっては必要かもしれませんが、私は講習会に出席しないで合格しました。講習会では、プリントをもらえるという事ですが、それだけでは対応は不可能だと確信しています。やはり、過去問をやり続けることが合格への近道と言えます。なぜなら過去問で頻繁に出てくる問題は高確率で当年度の問題にも出題するからです。
勉強開始時期
私は本試験の半年前から取り掛かりました。最初の1~2ヶ月で初期の勉強方法、3~5ヶ月で次の段階の勉強方法、ラスト1ヶ月で最後の勉強方法といったスケジュールで取り組みました。
1日の勉強時間
仕事が終わって帰ってくるのが夜19:00で、風呂や食事の後に22:00~24:00までの2時間を毎日おこないました。
暗記方法
名前だけを覚えるような暗記方法は絶対にしないで下さい。毒物劇物取扱責任者は、最終的に全ての科目が繋がります。最初は4教科別々に覚えていくのですが、習熟度が増してくると、ひとつの問題が別教科と密接に関係することが分かってきます。
この状態になると、しっかり理解出来ている状態と言えます。
ひとつの問題を覚える時は、必ず詳細まで覚えて下さい。名前だけの暗記だと問題になった時に答えられないのです。
絶対に出てくる問題とは?
初期の勉強方法にも書きましたが、過去問を繰り返し解いていると必ず出てくる問題があります。ただし全く同じ出題ではなく、問い方を微妙に変えてきます。例えば…毒物劇物取扱の販売をする為の届出の有効期間は?という問いで、答えは6年です。
これが他の年度や他の都道府県の出題だと、毒物劇物取扱の届出の有効期間が6年の種別は?という問いになっていたりします。この場合の答えは販売になりますよね。
このように、別の問い方に変わると分からなくならないようにしないといけません。ですが、全体の2~3割の問題は毎年出てくるけど、問い方が変わっている問題なので、これだけは必ず正解出来るようにしておきましょう。
まとめ
今回の記事では毒物劇物取扱責任者の合格への体験記を紹介しました。その中で合格する為に一番必要な勉強方法は、とにかく過去問をやり尽くすことです。その中で、出題率の高い問題を詳細まで覚えていきましょう。決して、名前だけを覚えるような暗記方法はしないで下さい。
化学を専攻していなかった人は、特に高校化学の基本を勉強し直しましょう。化学は、あまり応用問題までは出題されないので基本だけで十分です。全ての科目が繋がる状態までになれば、あなたも合格間違い無しです!この記事が皆さんの資格取得の助けに少しでもなれば嬉しいですね!
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