FPに約3ヵ月で合格!忙しい社会人だからこそ効率的な勉強方法を!
- 2018.08.07
- 金融
私は昨年ファイナンシャルプランナー2級(個人資産相談業務)の資格を取得しました。社会人3年目で責任の重たい仕事を任されたり、後輩指導を任されたりと、連日残業続きですが何とか勉強時間を捻出し一発合格することができました。こちらでは資格取得までの勉強方法や、勉強期間、使用した参考書を書いていきたいと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)を受験したきっかけ
私は某大学の財務部経理課にて新卒入職で働いて3年目、今年25歳になるのですが、お金を扱う仕事をしているにも関わらず簿記検定や金融系の資格を全く持っていなかったので、日常生活でも役に立ちそうなファイナンシャルプランナーの資格を取ることに決めました。半年前に3級は取得していたので、今年度2級を受験しました。
合格までの勉強期間
資格取得までにかかった期間は約3ヵ月です。比較的合格が安易だと言われているFPですが、3級は勉強時間3週間弱でその場しのぎの勉強でも何とかなったものの、2級はそうはいきませんでした。出題範囲は3級も2級も同じですが、2級では3級で身に付けた知識の更に深い理解力が試される問題が増えます。
私は大体の勤務時間が8時~21時で連日の残業で夜は疲れ果てて帰宅後すぐに寝てしまうことが多く、思うように勉強時間が取れませんでした。その為、電車での往復2時間の通勤時間をうまく活用しました。直前2週間は休日返上で睡眠時間も削って勉強に励みましたが、それ以外は平均して1日あたり2~3時間勉強していました。
この勉強時間というのも、机に向かってした勉強は1時間くらいで、あとは通勤電車や休憩時間などの隙間時間です。学生の時はだらだら勉強して、勉強時間に対して満足していましたが、社会人になって時間の長さより質を重視するようになりました。
私の勉強方法(テキスト編)
FP、特に学科試験は暗記系が圧倒的に多いので、テキストを繰り返し何度も読みました。どうしても暗記できない部分やテキストの解説だけでは理解できない部分は、ルーズリーフに書き写したり、ネットで詳細検索をして理解を深めました。
暗記は反復練習が肝だと大学受験の経験から痛感しているので、記憶が曖昧な部分は携帯で写メを撮り、仕事の休憩中やお手洗いなど少しの隙間時間でも無駄にすることなく、キーワードを繰り返し眺めるように努めました。そうすることで、ぱっと思い出すことができる上に、何回も見たキーワードは忘れにくいです。いざという時記憶が曖昧だと思い出せないことが多々ありますが、継続は力なりです。反復演習は裏切りません。
私の勉強方法(問題集、過去問編)
理解よりも暗記が先
FPは問題集や過去問から類似問題が出題される傾向があるため、まずは解くのではなく問題と解答を同時に見て理解を深め、暗記しました。暗記系科目全般に言えることですが、問題をいくら考えても時間の無駄です。特に時間のない社会人は、わからない問題はさっさと諦めて解答を見て問題の意図や暗記に勤しむのが効率的だと思います。あくまでFP資格取得の合格だけを目指した考え方ですが、理解よりも暗記が先です。
計算方法に対する理解を深める
また実技試験で必ず各設問で出題される計算問題ですが、こちらも過去問から類似問題が出題されるので、問題と解き方を同時に見て、計算方法に対する理解を深めました。計算自体は単純で小学生レベルの算数です。私の場合電卓は仕事柄毎日使っているので、扱いは人並みにできますが、慣れていない方は電卓の早打ち練習をするのも大切です。(電卓は試験に持ち込み可能です。)
FPの実技試験は問題文が長いので、読解力も試されていると感じました。最初は問題文の長さに圧倒される方もいると思いますが、問題の形式に慣れるしかないです。上記に述べた勉強方法で私は学科、実技ともに8割強取得することができました。
使用した参考書
次に私が使用した参考書ですが、FP試験の対策本で王道のTAC出版「みんながほしかった!FPの教科書・問題集」シリーズを使用しました。
こちらのテキスト1冊で学科試験、実技試験に対応することが可能です。実際に本屋さんに足を運んだ際に、前頁カラーで取っ付きやすそうだと感じたのが購入したきっかけです。3級を受験した際に非常に気に入って使い古したので、2級でも迷うことなくこちらのシリーズを購入しました。
3級は「みんながほしかった!」シリーズの教科書と問題集で対応できたのですが、2級はこれだけだと不安だったので、TAC出版の直前予想問題集も購入しました。
こちらは実際の試験よりも若干難しめなのですが、過去問の傾向から次の試験で出題されるであろう問題を織り込んで作成されています。直前に解いて6割を超えなかった時は落ち込みましたが、諦めず何度も反復練習をしました。直前になってどうしても覚えられない分野は声に出したり、テキストの解説個所をマーカーで引き何度も何度も書いたり唱えたりして覚えられるよう努力しました。
合格して思うこと
社会人になってまさかこんなに集中して勉強することになるとは思っていませんでした。学生の時は勉強は机に向かってするものという固定概念があって隙間時間の活用はあまりしてこなかったのですが、社会人になってからは自分に使える自由時間は本当に限られているので、隙間時間の大切さを痛感しました。
わからない問題を理解できるまで考えていたら、全分野暗記することは不可能
また、わからない問題は理解できるまで考え、解答を見るのは最後と学校の先生に教え込まれてきたのですが、資格取得だけを目指すならば、それはナンセンスだということに気付きました。時間がないのに、わからない問題を理解できるまで考えていたら、全分野暗記することはまず不可能です。
得意分野と不得意分野ができてしまい、点数に偏りが出てしまいます。時間的に追い詰められて、このことに気付いた私は、早々に解答を見て暗記に勤しみました。研究者を目指す等以外、合格だけを目指すならこの勉強方法が最も効率的だと思います。
効率的な時間の使い方を学んだ
社会人になると誰かに強制されて勉強することはまずありません。しかし、私はこのFP2級の試験を通して、基本的な金融知識だけではなく効率的な時間の使い方を学ぶことができました。今後もこの経験を活用し、まだ次のステップで何の資格を取るかは決めていませんが、金融に関する幅広い知識を身に付けていきたいと考えています。
-
前の記事
福祉業界の基礎知識ゼロの状態から社会福祉士に一発合格できました。 2018.08.06
-
次の記事
想像以上に集中力が大切だったメンタルヘルスマネジメント試験Ⅲ種・Ⅱ種 2018.08.08