看護師国家試験に受かるコツは、なぜその答えになるのか追求すること
- 2017.10.25
- 看護師国家試験
看護師国家試験に合格しました。
私は3年制の短大出身です。3年生の4月から10月中旬までは実習でしたので、国家試験のために本腰を入れたのは11月から2月までの3ヶ月です。
その間に行った私の勉強法について書いていきます。
参考書と過去問について
参考書と過去問は夏休みまでに買うように先生から言われてきました。
看護師の参考書の定番はレビューブックですよね。同じレビューブックの過去問をセットで買う人も多いです。
ですが、過去問はその会社によって違うので、自分に合ったものを見極めて買うようにしましょう。国家試験の年だから早く買わなきゃ!という気持ちになるけれど、急ぐ必要はありません。
私は夏休みに、東京アカデミーで売っている看護師国家試験用の参考書と医学書院の過去問が自分に合っていると思い購入しました。
過去問は重たいので、夏休みの余裕があるときに全て切り離しファイリングしました。
そして夏休みに1度だけ過去問を全て解きました。
ただ解いただけで全く理解はしていません。
ただ、勉強した気になっただけの自己満足でした。
模試試験について
学校で模試試験を行っていますが、私は全て受けました。
模試試験は参考書や過去問には記載されてないこともたくさん書いてありました。
5月から始まり、最終の模試は1月でした。
5月の模試試験は全く勉強もしてなかったので、試験結果は最悪のビリから2番目でした。学内順位です。
先生からもかなり心配されたのを覚えています。
ですが、まだ5月だしとあまり気にしていませんでした。
あと模試試験は、本番と同じ形式でもあるし、時間配分が同じなので、本番の試験感覚を掴むことが出来ました。
最初は模試でも緊張感は全然なかったけど、国家試験が近づくにつれ、自身の勉強が進むにつれ、模試での緊張感も高まりました。
最終の1月の模試試験は、結果が悪いと落ち込むからという理由で受けない人も多かったですが、私は逆に、模試試験を受けて自信をつけよう!という気持ちで受けました。
模試試験も5月から何度も受けましたが、受けるごとに点数も順位も伸び、点数が下がったことは1度もありませんでした。
その結果、最後の模試試験では点数も8割以上、学内順位も1桁まで上がり、自信に繋がりました。
実習について
私は3年制の短大なので、3年制の人にしか参考になりませんが、実習はかなり大切です。
実習=国家試験の勉強に繋がります。
ということを先輩から教わっていたので、実習中は実習だけに集中しました。
実習先の看護師に言われたこと、教員に言われたことは必ず復習し、何よりエビデンスを大事にしていました。
例えば、清拭1つにしても、なぜこの患者には清拭が必要なのか?
なぜこの患者はこの病気になったのか?
この病気の原因は何なのか?
など、全てにおいて、なぜなぜ?どうして?と考えていきました。
そう考えているうちに関連図も自然に生まれ、どの分野においても役立ちます。
実習は楽なものではないし、逆にとても辛かったけれど、実習で得た知識は絶対に忘れませんでした。
なので、実習をいかに実りあるものにするのか、いかに色んな疾患のある患者の看護をするかで、その後の国家試験の勉強も変わってきます。
勉強方法
まず、学校で行なっていた国家試験対策補修授業には全て参加しました。
先生たちは、国家試験について熟知しているので、その補修は絶対に試験に出るものだと思って勉強しました。
そして、国家試験の勉強といっても、何からどう取り組んでいいのか分からなかったので、まずは参考書を読み、重要な部分にマーカーを付けました。そして暗記です。
全てに手を付けても仕方ないので、成人の中でも今日は消化器と循環器、明日は内科と精神科などと分けて、必ず一日の目標を決めてやりました。
参考書を読んで暗記したあと、過去問を解きました。
過去問で一番大事なのは解答です。
a b c dと答えがある中で、なぜaが正解で、なぜb c dが間違っているのかを理解するようにしました。
間違っている理由が理解出来ると、同じ設問じゃなくても答えられるからです。解答を熟読し、参考書に書いてないことはどんどん参考書に書き込んでいきました。
他の分野も同じように行い、1ヶ月ほどは、参考書と過去問に奮闘しました。
過去問だけでは足りないと思ったので、過去問が終わったら、今までの模試試験も全て同じように勉強。模試試験も、過去問には記載してないことも沢山あったのでとても勉強になりました。模試試験も何冊もあり、一つの模試に対し、解答本がかなり厚かったので、模試試験をやり遂げるのにも1ヶ月程かかりました。
私は家で勉強が出来なかったため、学校の図書館で勉強しました。月曜日〜土曜日の朝9時〜夜8時まで空いていたので、図書館が空いている時間はお昼時間を除いて全て勉強していました。
家に帰ってからも、ご飯とお風呂をすぐに済ませて、夜9時半〜夜中2時、3時くらいまでは毎日勉強していました。
1日トータル15〜16時間くらいです。
私は要領がとても悪く、人の2倍はやらないと勉強が出来なかったので必死でした。1月に入ってからは、必修問題のための勉強も始めました。
うちの学校は朝30分だけ、必須対策があったので、それは必ず出ました。
そして、必修ラスパという本を買い、とにかく暗記して覚えました。
ですが、参考書や過去問をやっているので、必須問題だけで覚えることはあまり少なかったと思います。
とにかく、問題をたくさん解く!でした。
そして、2月に入ってから過去5年分の国家試験問題を解きました。
もちろん、時間配分も同じようにやりました。
とても問題が楽に感じ、国家試験への自信にも繋がりました。そして最後の2週間は今までの総復習をしました。
試験前日
国家試験前日は、友人と試験会場の近くのホテルに前泊しました。
必須ラスパと参考書のみ持参していきました。
どんなに勉強しても不安はつきものだったので、前日友人と過ごせたのは良かったです。前日は一通り参考書を目を通して早めに就寝しました。
試験当日
前泊し、余裕を持って会場へ向かいましたが、とても混雑していて、早めに出て良かったなと思いました。
試験会場の席は学校ごとだったので、いつもの模試と同じ順番で変わらぬ風景でした。
試験が開始し、今までと形式が変わっていたのでとても焦りました。お昼時間、参考書を見ようとしましたが、参考書を見ると自分の間違えに気づいてしまったので、勉強するのは辞めました。
何とか試験が終わり、帰宅途中の電車の中で、必修問題のみ答え合わせをしました。
必修問題は8割とれていたので安心しましたが、試験に合格しているという手応えはありませんでした。
手応えはなくても、試験に解放されたので、自宅に帰りすぐに過去問や模試は全て捨てました。
試験結果
試験結果は大体1ヶ月後に出ました。
結果は合格。
点数は、総合で8割以上でした。
試験に受かるコツ
試験に受かった今だからそこ言える話ですが、看護師国家試験は落ちるための試験ではありません。
合格率をみて分かるように、ほぼ受かっています。
だからといって甘くみていいわけではありまん。
まず、国家試験対策の授業と模試試験は必ず受けてください。
そして、上記にも話しましたが、過去問を解くうえで、なぜその解答が正解で、この解答が間違っているのかが分かれば、他の問題が出ても大丈夫です。
あとは、マークミスだけはしないように気をつけましょう!
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