私が看護師国家試験に合格するまでに行なった勉強と自分なりの工夫
- 2018.07.12
- 看護師国家試験
私は現在看護師として働いています。看護師として働くには当たり前ですが、看護師国家試験に合格する必要があります。今回は私が看護師国家試験に受かるまでの経過について、勉強法や工夫点などをお話したいと思います。
看護師国家試験の勉強方法は?
多くの看護学生が通る国家試験。勉強方法ですが、看護学生なら皆さん知ってると思います、QBと言う看護学生専用の参考書があります。
この参考書は過去問や解説、各分野の説明が書いています。看護といっても、慢性期・急性期・在宅とかなり広い分野があります。その分野が1冊にまとまっているわけですから、かなりの厚さと重みがあります。持ち運びも少し大変ですが、それとセットになってハンドブックもついています。少し手が空いたときなどはそのハンドブックを読んで復習していました。
殆どの学生はこの1種類の参考書をひたすら勉強し、過去問を何度も解き学習していました。私もそうです。何種類の参考書を勉強するよりは1冊をひたすら学習、復習することの方が効率が良いと思います。QBを使って勉強しつつ、合間に数年分の過去問を何度も解き、復習をすると言う過程を繰り返して学習をしていました。
学習期間と学習場所は?
看護師国家試験は毎年2月の中旬に行われます。ほとんどの学生が最終学年に入ってすぐ参考書を購入しますが、だからといってすぐに勉強を始めるわけではありません。最終学年になってからも過酷な実習、そして冬には卒業論文の壁が待ち構えているからです。
本格的に勉強し始めたのは、年末から
私は4年生の大学に進学していました。5-6月に参考書を購入し、たまに思い立って参考書をパラパラと開くことはありましたが、本格的に勉強を始めたのは卒業論文の発表が終わって安堵した年末からだったと思います。実習は初秋くらいまで続きます。それが終わると今度は卒業論文も大詰め状態。なかなか国家試験の勉強に集中できませんでした。
もちろんコツコツ型の友人などはもっと早く、早い子は夏から学習を始めていた子もいます。でも多くの人は私と同じく12月頃から本格的に始めていたと思います。
保健師の国家試験の勉強も行なった
ちなみに私は4年大学卒業のため、看護師と同様に保健師の国家試験も同時に受けました。ということで、勉強量も看護師+保健師の勉強も行いました。
保健師の分野は看護師の分野と重ねる部分もあるので全くゼロからのスタートではありませんが、行政の分野や法律の分野も加えられた内容になります。12月からのスタートだと正直結構せっぱつまった感じになりましたが、無事に合格することができました。
私と同時期に勉強を始めた友人たちも無事に合格し、私の同級生は80人中77人は合格できました。正直言って、勉強を始めるのが早いひとのほうが合格率が高いかといわれると、そんなことはなかったです。要は集中力の問題だと思います。
学習時間は平均して1日大体8時間~10時間
本格的に勉強を始めたのが12月と遅かったこともあり、いざ勉強を始めてからは必死で勉強にいそしみました。朝から大学の図書館に通い、夜遅くまで(20時くらい)までは図書館にいたと思います。
図書館に行くメリットとしては分からない問題があったときに友人に聞くことができることでした。私の大学の図書館には個室もあったため、私はいつも同じメンバーの友人とそこに居座って、お昼ご飯なども一緒に食べていました。
平均して1日大体8時間~10時間は勉強していました。
学習場所は主に大学の図書館
先ほども記入しましたが、私は主に大学の図書館で勉強をしていました。家だと多くの誘惑があるからです。たまに気分転換で自分のバイト先のカフェに勉強をしにいくこともありました。学校で勉強をするメリットはやはり分からない問題にあたったときに質問できる友人がいることです。
またどうしても一人だとやる気がおきないですが、図書館に行ってしまえば嫌でもやる気が起きます。まわりの友人が頑張っているのに自分だけなまけてしまうという不安にかられるからです。また、自分ひとりではないという安堵感にも同時にかられました。みんなで頑張っているという気持ちも私としては大きな要素でした。
自分なりの工夫
一番大事なのはやはり気分転換と睡眠だと思います。ひたすら勉強してしまうと人間ですからどうしても集中力が切れてしまうことがあります。集中力が切れた後にダラダラ続けるくらいなら、一度すっぱり終わらせて、気分転換をすることも大事だと思います。
私の場合はここまで頑張ったら大好きなドラマの録画を見よう、などと自分へのごほうびの意味も混めて、気分転換を行っていました
また睡眠も本当に大切です。まず寝不足が続くと集中力が持続しません。そして健康にも影響を及ぼします。勉強をする上で自分の体調管理はとても大切です。夜型から朝型に変えていくこともお勧めです。朝のうちから勉強すると1日がとても有意義に過ごせます。そして体内のメカニズム的にも、ホルモンの関係もあり夜に勉強するよりも朝に勉強したほうが効率が良いです。
試験
試験会場は某大学の講堂だった
私は某大学の講堂で試験を受験しました。受験場所は受験を申し込んだ後にお知らせとして通達がきます。多くの看護学校は学校全体で申し込みをするため、全員が同じ会場で受けることが多いと思います。実際私の学校もそうでしたし、試験会場内で席が近い人たちは全員同級生だったので、いつもどうり緊張することなく試験を受けることが出来ました。
ランダムで会場は選ばれるため、遠くの会場の場合はホテルなどで前日から泊り込みする友達も多かったです。季節的に雪などで交通手段が止まる可能性もありますし、不測の事態に備えて賢い選択ですよね。私は東京の友達の家に1日だけ泊まらせてもらいました。夕方までは近所のカフェで勉強し、夜から友達の家にお世話になりました。
試験結果は?合格発表は?
試験は2月、そして合格発表は3月の末ごろでした。合格発表はネットで決められた時間になると発表され、自分の合否が確認できます。私の大学はまさかの卒業式の日が合格発表の日でした。自分の番号を探すときの緊張感を久しぶりに感じました。
さいごに
看護学生は試験の勉強のみでなく、厳しい実習や卒業論文が待ち構えています。自分のペースで無理をせず勉強をすることが大切だと思います。周りのペースにのせられてあせっても何の意味もありません。特に冬の寒さの厳しい時期のテストです。体調管理にも気をつけ、試験にそなえてください。
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