英検二級合格、準一級一次試験合格体験

英検二級合格、準一級一次試験合格体験

初めまして。九州に住む31歳の女性です。今回私が合格した英検の二級と準一級についてお話させていただきたいと思います。ぜひこの体験を読んでいる皆さんの勉強のお役に立てればと思っています。

Photo by Niketh Vellanki on Unsplash

英検準一級一次試験合格

私が英検準一級の一次試験に受かったのは今年2017年の1月、2016年度第三回試験の時でした。二次試験の面接は仕事の都合が合わず受けることができなかったのですが年度内に受験する予定です。(1年以内受験の場合には一次試験が免除になる為)

自分で言うのもお恥ずかしいのですが英文科出身ではない私が英検準一級に受かるまでには10年という長い年月の努力の積み重ねがありました。本当に自分で言うなって感じですね。

英語を勉強し始めた時期

そもそも私が英語を本格的に勉強し始めたのは大学受験センター試験受験の時でした。当時私は沖縄県の人口1万人程度の離島で暮らしており、ろくに進学塾もないのでインターネットで参考書を注文し独学で勉強していました。

1日約10時間程度勉強しており英語は比較的得意でもあり、また好きでもありました。結果、一浪して受けたセンター試験は168点ということで8割は超えることができました。そしてセンター試験が終わった後受けた英検においても二級を合格することができました。

この調子で準一級もと思い試しに一度受験したのですが、問題文すら読めず設問1で止まってしまい90分が経過し終了しました。お金の無駄ですね。しかしこの時二級と準一級にはこれほど差があるのかというのを思い知らされました。私が20歳の頃でした。

私の勉強方法

筆記

私の二級合格方法ですがいたって単純です。筆記に関しては旺文社から出版されているセンター対策の本をノートに書き写しするという地道な作業でした。

二巡目あたりまで問題を解くというよりはひたすら書き写して覚えるというような感じでした。他の参考書には手をつけずにこの一冊だけをひたすら繰り返し三回やりました。その間も、毎週日曜日はなるべくテストを受けるということでなるべく本番の緊張感を意識しました。

三回終了したあたりからセンター模擬試験でも6割から7割は確実にとれるようになっていました。

リスニング

リスニング対策は1日30分から1時間程度運動がてらに近所を散歩をしていたのですが、その際音楽を聴くように英語をただひたすら聞いていました。これだけで本番でもかなり点数がとれました。

リスニングは継続して聞き続けることで効果が出てきます。また相乗効果で語彙力や単語力も上がります。問題集を解いているうちにリスニング中に出てきたわからなかった単語がわかってきます。意外と感動します。

英語だけではなく色々なことに共通なのですが、わからないことがわかるようになるというこで自分に自信も出てきまよね。自分の能力に気づく時です。

学習塾に行かなくても大丈夫

私の住んでいるところには進学塾はなかったのですが、寺子屋のような塾があり小中学生から私のような浪人生までみんなで集まって勉強する私塾はありました。

進学塾にいかずとも自分の力で試験に合格できるということですね。しかし学校にもよるとは思うのですが、これまで塾にもいったことがない生徒さんで公立学校の勉強だけですと正直合格は少し難しいと思います。

ぜひインターネットや先生たちから色々情報を集めて勉強することをお勧め致します。公立学校の教科書だけでは英検2級以上合格は難しいです。それは現在の日本の英語教育のレベルが低いからです。

二級と準一級の違いとは?

最近英検二級の過去問を問いてみて感じたのですが英検二級では熟語が多く出てきます。ですがそれさえ覚えれば特に長文も複雑ではないのでさらっと進みます。

最初の20問の頻出するイディオムもさほど実際ネイティブとの英会話の中で使用することはないです。英検やセンター試験などの試験に出てくる為の英語になります。2級は英語の勉強というよりも試験の為の勉強という感じがします。

しかしこの二級の勉強の仕方が、他の日本における色々な資格試験勉強に役立つような気がいたします。私はほかにも日商簿記三級も持っているのですが、これも試験の為の勉強スタイルで何とか取得できました。

ですが英検準一級から少し変わってきます。同じような方法で勉強していたらきっと私の準一級合格はもっと先だったかと思います。準一級はもっと実際の「英語」を学ぶというか、語学を勉強するスタイルへと変更しなくては受かりません。

なぜなら2級では易しめのリスニングですが、準1級ではかなりウエイトが大きくなります。読み書きはできても準一級のリスニングはある程度以上英語に触れていかなくては超えることができません。断言します。ではある程度とはどれくらいか。それはまた下でご説明いたします。

ではどうやって準一級に受かったか?

準一級からは問題中の字数もかなり増えますので、よっぽど本気で英語の道に進む方しか準一級は目指さないと思います。だからこそ英語の勉強ばかりで英語がいやにならないように工夫が必要になります。

要は、英語を好きになることです。この取り組みのおかげでかなり上達しました。色々な英会話塾があると思います。ネイティヴがいる英会話でお話するというクラスも少し通ってみましたが、全くお金の無駄です。

いい経験や刺激にはなるかと思います。ただ実力がつくかは別です。準一級のリスニングは量がかなり多いので英語を聞いていてイヤにならないように、また頭が疲れてこないようにする訓練が必要になります。

実際にリスニングは30分ですが普段から2時間から4時間程度英語を聞く(聞き流すだけでもOK)習慣を身につけることをお勧めします。映画やラジオ、テレビ、youtubeなどがより効果的になります。

言葉は日本語も同様で変化します。イギリス英語やオーストラリア英語、インド英語(ベイジャンアクセントなんていいますね!)そういった違いに気づくのも重要です。そして毎日聞くことが筆記試験にも相乗効果をもたらします。英語のリズムで読むことで読むのが速くなります。英語は個別ではなく読む、聞く、話す、書くが全てつながってできています。ちなみに問題集はひたすら過去問を解くことをお勧めいたします。

英語を勉強する環境

英検というと学生さんが受験するというイメージかもしれません。ですが私の勤め先は外資銀行系クレジットカード会社ということがあり、顧客の30%が英語圏もしくは英語を使用することが可能なお客様でした。その為、TOEICと同じく仕事の一部として英語の勉強が推奨されています。

実は同僚もバイリンガルが多いです。冒頭でも記載しましたが、高校でも大学でも英文科専攻ではなく就職先が外資系ということで英語が必然的になっています。

社会人の方であれば英語を使用する環境がないということで、勉強を断念される方もいらっしゃるかと思います。私も大学卒業後すぐの就職先は簿記を活かしたいと思い、タクシー会社の経理をしていました。全く英語は使いませんでした。

しかもお給料面でも面接した時と違いボーナスがありませんでした。インセンティブの高い会社に就職したいと思い、外資系銀行系カード会社への転職を決意しました。

転職してから業務以外に英語も勉強するのは本当に大変ですが、気長にそして楽しみながら日常生活に取り入れて勉強されることをお勧めいたします。皆様が目標を達成して日々充実した毎日を送ることができるようお祈りしています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

-->