2ヶ月弱の勉強でファイナンシャルプランナー3級試験に合格
- 2018.07.15
- 金融
私は元々金融関係とは皆無の職種についていました。お金の事や、各種制度等には元々興味はあり、FPの試験について知ってはいましたが、まあいつか受けようかな…という程度の気持ちでいました。
数年ほど前に転職をして、保険代理店で働く事になり、損保募集人の資格を取ったりしていき、元々金融関係に全く知識のなかった私ですが、仕事をしていく上で少しずつ興味を持つようになりました。
現在働いている会社では、FP3級を取得すると資格給が貰えると知り、さらにFP試験に興味がわき、迷いに迷って、締め切りギリギリになって思いきって受けてみる事を決断しました。決め手は、合格すれば試験のお金も会社から出るという事。私にとっての原動力はお金なんだなと実感しました。
FP3級の勉強開始
とはいうものの締め切りギリギリで申し込んだのもあり、試験まで2ヶ月弱。本屋さんでFP3級の本を探してみるものの、同じような本がたくさん溢れており、ネットで口コミの良い分かりやすいテキストの検索から始めました。テキストはなかなか良い値段なので、問題集とテキストが一緒になっているものを1冊選びました。日本経済新聞出版社の速攻テキスト、というものを選びました。
口コミも良く、素人の私にはわかりやすいテキストだったのが決め手でした。さてやっと勉強開始です。
勉強開始…かと思いきや妊娠発覚
仕事も週5フルで働いているので、なかなか勉強の時間を割く事も難しく、勉強できる時間といえば、通勤の電車内か主人と二人暮らしなので家事を終えた夜の時間帯しかありませんでした。
なかなか時間がない中、吐き気やだるさに襲われて何事かと思っていたらまさかの妊娠が発覚。めでたい事ではあるものの、悪阻がここまでひどいとは思ってもおらず、仕事に行くのもやっとで、勉強はさらに後回しになっていき、太いテキストはあまり読まないまま時は経っていくばかりで、焦りだけが募っていきました。
私のFP3級の勉強方法
日々体調は優れずなかなか勉強時間も割けないですが、何とかして勉強するしかないと考えていた時、テキストについていた携帯又はパソコン画面でテキストを確認できるIDとパスワードが記載されている事に気付きました。
携帯で勉強
テキストはなかなかの重さで、通勤の際あの重さを持ち運ぶのは苦痛だった為、これは良いと考えて、すぐに携帯バージョンでのテキストをダウンロードしました。大がかりな勉強方法は続かない。やはり手軽に少しの時間でも勉強しやすい環境が1番大事なんじゃないかと感じた瞬間でした。
とにかく問題を解いてみる
勉強の仕方はというと時間がない!という事で全くわからない状態でもいいからとにかく問題集の箇所の問題を解いてみる。もちろん間違っていますので、問いかけを理解した上で答えを見てみる。という流れで頭に叩き込みました。その後テキストを見て、詳細を理解していく、という順をとって広く浅く、良く出てくる問題は詳しく理解しておく、というところを重点的に勉強しました。
一つ一つの勉強に時間がかかる
工夫しながら少ない勉強時間の中で頑張りましたが、FPのテキストは、テストまでに間に合う気がしないくらいページが多いんです。金融とひとくくりにいっても、社会保険、不動産、さまざまな分野があり、素人の私にとっては初めて聞く言葉ばかりで、一つ一つの勉強に時間がかかってしまうのが現実でした。
テストまであと2週間となってしまった時点で、まだテキストは一通りも読めていませんでした。だからといって勉強したところが完璧かといえば全くそうではなくて、とにかく焦りだけが募りました。
過去問 + テキストで勉強
何か手っ取り早くもっと効率的な勉強方法はないかと考えた時に、FP協会のホームページに載っている過去問を思いつきました。とにかく問題を解こうと思いたって、そこからは過去問+テキストの勉強の日々。こんなギリギリで大丈夫なのかという不安は常にありましたが、ただでさえ間に合っていないのに諦めたら終わりだと自分に言い聞かせてとにかくスキマ時間に勉強しました。
FP3級試験直前の勉強方法
まずは試験前日の勉強方法です。とにかく過去問だけを解いて、答えをきちんと理解する事。過去問に出たところはおそらくまた今年も出てくる可能性が高いというのもあり、しっかり勉強しました。
試験当日の会場に向かう電車の中では、テキストの重要な部分を広く浅く再確認する勉強方法だけにしました。つまり最後の追い込みです。
おそらく試験当日の開始時間までが1番集中して、1番必死に頭に叩き込んでいる瞬間でしょうね。ギリギリになってしか必死に出来ない自分が嫌になる瞬間でもありますね。
試験について
まずは午前中の120分で学科試験があり、お昼をはさんで午後から60分で実技試験が実施されます。始まる前はもう10年程忘れていた試験開始前のあのドキドキ感を感じながら、直前に叩き込んだ知識を繰り返し頭で唱えます。さて勉強との日々も終わり。あとは全力を尽くすのみです。
試験開始
学科試験が始まって問題を解き始めて気づきました。見たことのある問題です。どこで見たのか思い出してみると、やっぱり過去問でした。ヤマがあたったってやつでした。
広く浅くしか出来ていない私でも、過去問を解いておけばおおよそできるんですね。午後からの実技試験も過去問で見たことのある問題がたくさん出て、これはイケるかもしれない…という気持ちでいっぱいでした。
合格点は全体の6割。FP協会の答えが掲載されて、主人と一緒答え合せをしていきました。なんと自己採点で、学科は余裕で合格、実技はギリギリで合格という点数でした。今まで色んな試験を受けてきましたが、今回ばかりはもう無理かもしれないと心が折れそうな時もありましたが諦めずに最後まで頑張れば報われるんだと思った瞬間でした。久しぶりの達成感。
確実に結果がわかるのは1ヶ月以上あとでしたが、終わった感がすごくてしばらくは何もせずにテレビを見て過ごす日々が続きました。
勉強をしてみて
私の場合、とにかく点数をとって合格する事だけが目標でしたが、本来であればきちんと理解して今後の人生においての知識にするべきだと思います。次はFP2級を取りたいですが、もっと時間に余裕を持って勉強したいですね。
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