理学療法士に合格した私の勉強方法と内容

国家資格である理学療法士になるために私自身が取り組んできた勉強方法やその内容について記載していきたいと思います。

勉強のコツ

気持ちの切り替え

まず、勉強方法の前に勉強する上でのコツがあります。単純なことですが、やる気のある時に勉強して、やる気のない時にはしないようにしていました。理由としては、やる気のない時にやっても頭に入らないからです。何時間勉強しようと、やる気のない状態では非効率です。そのため、やる時はやる、やらない時はやらないという気持ちの切り替えが非常に大切と感じます。

この気持ちの切り替えは、どんな仕事においても大切なことなので、訓練としてやっても損は無いです。しかしながら、永遠にやる気が出ない人もいるとは思います。その場合は勉強を行う時間帯を決めて、習慣付けることから始めると良いと思います。

勉強する時間帯

また、勉強を行う時間帯にもコツがあります。人間の脳は「就寝前」と「起床直後」に新しいことを覚えるのに適していると言われることがあります。実際に私自身も、就寝前と起床直後に各々10-30分していましたし、その時に覚えたことは意外と抜けていないように感じます。

落とし込む本の使い方

まず、本を読むことは大切です。実際に「国家試験対策」「基礎運動学」や「標準解剖学」、「標準生理学」はよく読んでいました。しかしながら、ただ単に本を読めば良いというものでもなく、本の使い方に工夫が必要です。

例えば、一つのワードとして「浮腫」を挙げます。簡単に言うとむくみです。このワードを標準生理学で調べると、概ね「皮下組織内に水分が多く貯留した状態、原因は浸透圧の低下がある」と言った感じで出てきます。そこで「そーなんだ!」と感じて納得してしまう事があまり良く無いと思います。調べて出てきた「皮下組織」とは何がある?「浸透圧」って何?と他の人に聞かれた時に答えられないと、勉強に時間は割いたかもしれませんが、理解して勉強したことにはなりません。そのため、試験等で質問形式が変わると答えられなくなる事が多いです。

理解して勉強するには、出てきたワードを更に他の本で調べていく事が大切です。上記の例では、出てきた「皮下組織」や「浸透圧」を標準解剖学で調べていく感じです。その要領で自分の納得いくところまで調べて、他の人に自分の言葉で説明できると良いと思います。専門用語を使わずに自分の言葉で説明することで、しっかりと頭で理解できているという証拠になります。

アウトプット

また、他の人に説明できることが勉強において重要です。人間が情報を頭に入れるのにはアウトプットの方が効率が良いとされています。アウトプットとは、自分の知識を他の人に伝えること・教えることです。逆にインプットは他の人や物から自分に知識を蓄えることです。実際に私も学生の頃、他の子に自分の得意分野を教えたりもしていました。そのため、グループに分かれて各個人の得意分野を教え合うのも、良い勉強方法だと思います。

あと、勉強して頭に入れても、普段から使う頻度が少ないものは忘れていきます。学生では少し難しいと思いますが、実体験や成功体験があると、頭に残りやすいので、成功体験を体験するきっかけにもアウトプットは大切です。

使う本はなんでも良い!

上記のやり方で勉強すると、この本じゃ無いといけない!といったことが無いので、どのような勉強にも応用できると思います。この方法で国家試験の赤本と言われる本も使っていました。赤本では、まず問題を解き、分からなかった問題を整理します。整理した問題の正解分を理解できるまで他の本で調べて、尚且つ、正解文以外の選択肢の文書もどこが間違っているかだけでなく、理解できるまで落とし込むように調べていました。

勉強期間

勉強期間は、早いに越したことはないです。特に学生の場合は授業である程度聞いていれば理解が不十分となったところを上記の方法で勉強していれば、改めて勉強しなくても問題無くクリアできると思います。しかし、理学療法士となるための基礎知識の授業は、3-4年制の内の1-2年の間で行われることが多いです。

年齢的にも遊びたい時期ではありますので、なかなか授業に集中することが難しいと思います。1-2年の基礎知識の復習には上記の落とし込む勉強方法が効果的であると思います。落とし込むということは、複数の本を開くため、かなりの時間を要することになりますが、少しでも頭に残りやすく、効率の良い勉強方法ではあると思います。

一日の勉強時間

そのため、私自身は前述した就寝前と起床直後の10-30分以外は、家で改めて時間を割いての勉強はしていませんでした。個人的に、家は寛ぐ場所なので、やる気が起こりにくかったこともありますが、出来るのであれば、もう少しやっておいても損はなかったかなーと感じます。

試験本番

試験当日

試験は思ったより時間はかかりましたが、訳の分からない!といった問題はありませんでした。特に全く触れていなかった範囲は訳の分からなさもありましたが。。。しかし、試験では専門用語を他の専門用語に入れ替えて出題されたりすることも多かったですが、頭で原理を理解して勉強していたことにより、出題文を自分の言葉に入れ替えて答えることができました。

試験結果

現在、理学療法士となるためには、168/280点が必要です。偉そうにこれだけ言っておきながら、私自身は178点程度で合格ラインぎりぎりでした。自己採点では、安定ラインと言われましたが、ヒヤヒヤしたのも事実なので、もう少し多く勉強しても良かったと感じます。

勉強方法によって将来に繋げられる!

このような勉強方法は、私が実際に病院実習中に理学療法士の先生に言われました。その頃から、今でもこの勉強方法で勉強することが多く、現場でも役に立っていることが多いです。実際に理学療法士は患者様をリハビリテーションで治療することが多々あります。

治療する上では、専門用語よりも自分の言葉で患者様に説明することも大切であり、原理として理解しておくことも大切です。患者様への説明は必須であり、そのご家族様にも納得して頂けるように説明出来ないと、仕事をする上での信頼が無くなってしまいます。また、原理を理解していると、何が原因で、どこがどーなっているから、どのようにアプローチすれば良いかを判断することができるようになります。

硬いからストレッチで伸ばす、筋力が弱いから筋トレをする、のも良いですが、明確なアプローチをすることで患者様への信頼や自身の向上にも繋がります。このような勉強方法を、実習で来る学生さんには伝えるようにしています。もっと多くの方がしっかりと勉強をすることで、誰もが得できるようになると感じます。

まとめ

勉強方法だけでも将来的に自分の武器に出来るかどうかは人それぞれです。特に義務教育範囲でのことは、将来に役立つ知識かどうかは仕事内容によりピンキリではあると思います。しかし、自分がしたい!この仕事でやっていきたい!と感じる仕事の資格のための勉強であるならば、今回提示させていただいた勉強方法は少なくとも役には立つと思います。

私は勉強は嫌いです。しかし、職業柄、患者様を治すことは楽しいですし、何よりやりがいを感じているため、進んで学べている部分が多いです。好きなことを仕事にすることが一番良いと言われていることが、最近仕事をしていてよく感じるようになりました。誰しも勉強は嫌いだと思いますが、それを上回る楽しさややりがいを見つけることが、勉強を成功させる近道であるように感じます。

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