勉強時間約100時間ITパスポートを取得しました
- 2017.11.04
- IT
会社の研修期間中に上司に勧められ、研修期間内にどうにか短い期間で合格することができないかと考えました。
ネットで参考書のレビューや試験の情報を収集し一ヶ月でITパスポートを取得することが出来たので、その学習方法をまとめます。
平日5日1日5時間×4週間程度学習しましたので、全体で100時間程度学習時間をとりました。
私の場合土日は全く勉強しませんでしたが、平日あまり学習時間が取れない方は土日にそのぶん学習しても良いと思います。
当然勉強時間が多い方が点数は上がると思いますが、私のような面倒くさがりはモチベーションが続かないので、勉強より先に試験の予約をしてしまいましょう。
また、新宿や渋谷などの試験会場は人気で直近の予約を取ることも難しいので。
また、周囲の人にITパスポートを受けることを宣言し日時を言いふらしておくと落ちることができないプレッシャーがかかり、勉強をサボらないようになるのでおすすめです。
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参考書を流し読みする(学習時間:1〜2週間程度)
ITパスポートの問題範囲は広いですが知識自体は浅くあればよいという印象です。
しかし、IT企業での勤務経験のない方や理系でなく文系の方(私もそうでした)などは読んでもすぐに理解できない単語もあるかと思うので、じっくり読もうとするととても時間がかかってしまいます。
ですので、まずは3〜5回ほど流し読みしてなんとなく理解できたり、イメージがつく程度になると後に過去問を解く時に理解が深まるので良いと思います。
おすすめの参考書
ITパスポート最速合格術〜1000点満点を獲得した勉強法の秘密(情報処理技術者試験)
IT企業での勤務経験がない方や文系の方におすすめです。解説がたこ焼き屋さんの経営や製造などに例えられていてすごく理解しやすく、私は試験前に理解を深めるために購入しましたが、一番最初に読むべき本だと思いました。
かんたん合格ITパスポート教科書
会社に置いてあったので私はこちらの参考書をメインに学習しましたが、とにかく安く、要点がしっかりまとめられているのでとても重宝しました。内容もボリュームも適切だと思います。
参考書は上記の2つしか読んでいませんが、それ以外にもたくさんあります。
本屋さんなどで立ち読みして自分が一番分かりやすいと思うものを選ばれた方が勉強しやすいと思います。
ネットで購入する場合はアマゾンのレビューなどで評価が高いものがやはりわかりやすいものが多いです。ご参考までに。
ネットやアプリで過去問が無料配布されていますので問題集は購入しませんでしたが、書籍で勉強されたい方は購入しても良いと思います。
また、CBT方式のイメージをしっかりつけたい方には富士通FOM出版のよくわかるシリーズのものが良いかと思われます。
MOSの学習の時に富士通FOM出版のよくわかるシリーズの模擬試CDのみで学習しましたが、試験のイメージがつけやすく非常に良かったです。
ただ、ITパスポート版は読んでいないのでわかりませんが、本の内容は読みにくく理解しにくかったです。CDメインといった感じでしょうか。
ひたすら過去問を解く(学習時間:2〜3週間程度)
ITパスポート過去問道場という過去問サイトがあるので、そのサイトを使ってひたすら過去問を解きました。
実際の試験はCBT方式でPCを使って行うので書籍よりもこちらで過去問を解く方がイメージしやすいかと思います。
全ての過去問が無料で載っていて、苦手な分野だけ選択して回答できたり、模擬試験モードも選べ、頻出問題もまとめられているので非常に良いサイトです。
ITパスポートの合格基準は各分野30%以上、全体で60%以上と言われています。
模擬試験モードで毎回各分野40%以上、全体で70%以上できるようにすると安心です。
苦手分野は40%できるようにして、得意分野で全体の点数を引き上げると良いでしょう。
ITパスポートの出題範囲はシラバスを確認して頂ければわかりますが、かなり広いので短期間で全ての分野を完璧に学習することは難しいです。
本当に何度やっても覚えられない問題(難しい計算問題など)は分野が偏っていなければ捨て問として諦めてしまっても大丈夫なので、その分他の覚えやすい問題などで補えるようにしましょう。
また、ITパスポートの試験時間は120分ですので、模擬試験モードで1問どのくらいかかっているのか、配分はどのくらいかトレーニングができるので時間も気にして見ましょう。
もしここで100分くらいかかっていると実際の試験の時にかなりギリギリで回答することが予想されます。
試験前
1ヶ月勉強して過去問もほとんど問題の内容を覚えてきてしまって正直飽きてしまったので、最後の方はあまり勉強が身に入りませんでした。
私の場合1週間前は苦手な問題や頻出問題を中心に過去問を解いたり参考書を読んだりしました。
試験1日前は参考書をまた流し読みし「これだけ勉強したんだから大丈夫だ」と自分を落ち着かせて早めに寝ました。
シラバスを見ておくのも良いかと思います。
最後に
ITパスポートの試験の合格率は50%です。
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野の中でシラバスからランダムに100問が4択の選択問題で出題されます。
制限時間は120分で、CBT方式なのでパソコンで試験を受けます。
持ち物は入室前に全てロッカーに預けることなります。
途中退室は不可なのでお手洗いは行きたくなくても事前にすませておきましょう。
室内に持ち込めるものは入室前に見せた身分証・試験番号などが書かれた用紙のみです。
用紙は試験前に回収され、身分証はポケットに入れるように言われます。
計算問題の回答用にメモ用紙とペンが配られますが、メモ用紙は試験終了後に回収されてしまうので、試験問題などのことをメモしても意味がないため計算など問題を解くためだけに使いましょう。
(私は全体のバランスが気になったので選んだ回答を書いて数えていました)
合格基準は各分野30%以上、全体で60%以上と言われています。
過去問を学習するときは各分野40%以上、全体で70%以上はできるように目指しておきましょう。
1000点満点中700点以上あれば安心です。(ちなみに私は750点で合格でした)
試験終了するとすぐに各分野の正答率や全体の点数が出るので、そこでだいたいの合否は確認することができますが、試験結果は2ヶ月程経ってから出ます。
落ち着いて待ちましょう。
過去問学習時は100問60分程度で済んでいましたが、試験時は見直しをして100分程度かかってしまったので過去問を解くスピードにも気をつけてください。
わからないことはチェックを入れれば最後の問題(100問目)を解いてからチェックを入れたものだけ後から出題順に出てきますので、とにかく何かしら選択して回答だけして後から出題されるようにチェックをつけておきましょう。
全くわからなくても、回答すれば4分の1の確率で正解になるのでとにかく埋めること考えましょう。
自信がない問題などもチェックを入れておけば最後の見直しがしやすいです。
ITパスポートについて検索すると学習サイトなどで「連続して同じ回答が続くことはない」(※AAやBBなど続くことがない)などと書かれていることがありますが、
実際の試験では(AAAやBBB)など回答が続くことがありましたので、同じ回答が続いても自信を持ってこれだと思うものを回答してください。
因みに全体では回答が偏らないようにABCDすべて20個〜30個ずつ正解がありました。
以上、どなたかの参考になれば幸いです。
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