3ヶ月間の勉強の末に漢字検定3級に合格
- 2017.11.01
- 漢字検定
さて、漢字検定3級だなんて簡単でしょう?などと思っていましたし、大した資格でもないと思っていたのですが、パソコン時代、漢字検定を持っている人は企業では読み書き能力が高いと評価されるみたいなので紹介します。
勉強方法
まずは何をしたらいいのかが全く分からなかったため、本屋さんの数ある検定コーナーの中から漢字検定の問題集を吟味しまくりました。
働いていることもあって、勉強時間があまり取れない、と予想されましたし、あまりお金もかけられません。
会社帰りに毎日本屋さんに通いました。
まず、何がなんだかわからないような状態では、分厚い本は無理だろうと思いました。
時間が足りないというのもありましたが、自分の性格上、飽きやすい一面があるので、とてもではないけれどモチベーションは続かない、なので、結構薄めのものを探しました。
薄さ重視は確かだったのですが、勉強をしたことがないものをいきなり少ない解説で理解するというのは難しかったので、結局手に取ったのは「頻出度順 漢字検定3級合格!問題集」です。
とりあえず、一回目は読み問題は声に出して読み、そのほかはノートに書いてみましたが、とにかく「私、本当に日本語でずっと暮らしてきたの??私日本人ですか?」と自分で突っ込みたくなるくらいわからない。3級は中学卒業程度なんて書いてるけど、中学卒業してたって無理だってば、というくらいにわかりませんでした。
漢字の読み問題は意外にもなんとなくの感性であっさり行けるような感じがしましたが、他が問題です。合格ラインが200点満点中140点という中、苦手な問題の方が配点が高いことに気付いて大慌てです。
しかも字の書き方まで採点基準に含まれています。
要するに我流で書いているごにゃごにゃっとした文字では点数にならないんです。
苦手個所は「熟語構成」「四字熟語」「対義語・類義語」「部首・部首名」「感じの書き取り」とほぼ読み以外のすべてでした。
もともと不器用なほうなので、あまり効率のよい勉強法を思いつかず、とりあえずひたすら書く。ひたすら何度も書いて、頭ではなく手に憶えてもらう、という形をとりました。
勉強期間は3か月間
一年に3回しかないのだし、だらだらと先延ばしにしたくなくて、先にインターネットで受験を申し込みして、自分自身にプレッシャーをかけました。
会社から帰ってきて、主婦業をこなして、全部終わったら早くて21時半。
それから、短くても1時間半から2時間、お休みの日は5時間くらい勉強しました。
この時はへとへとだった記憶があります。
買った問題集一冊で頑張りました。
とにかく不景気でお金をかけられなかったので、問題集一冊でがんばりました。
あとは時間が惜しかった。試験まで三か月しかないのに、問題集と相性が悪いからと言ってほかの問題集を見ているだけの時間的余裕がありませんでした。
検定料金を払ってしまったからには何が何でも一発で合格したい、と思っていたので。過去問だけでなく、沢山の勉強ができるようになっていたので、何が何だかわからないうちはとにかくノートに書きまくる。
そのうち、何が分からないかが分かってきたので、とにかく苦手な部首と四字熟語は意味も覚えてみたり、クイズ形式にして自分で暗記カードを作るなどして飽きない工夫が必要でした。
試験結果
試験は1時間でした。
奇数級はみな一緒に受ける決まりとなっていたので、沢山の人がいてとても緊張したし、勉強の成果を出せるかが心配でしたが、なんとか合格でした。
奇数級はみんな一緒という事は1級受験者などいわゆる「漢字の猛者」という方々もいらして、気迫に飲まれそう。
小学生とみられる人も結構いて、「ああ、大人になっても感じがこんなにできない私って…」などと思いながら緊張の中の試験でした。
点数は173点で合格
合格点が140点のところ、30点上回っての合格。本当に一生懸命勉強した甲斐がありました。
実は本番緊張のあまり書き取り問題で思い出せないところもあったので、かなり不安が残っていました。
40代でもなんとかなるものです。
3級は中学卒業程度ということでしたが、その時の合格率は46.8パーセントでした。
半分しか受からなかったのかぁ。運がよかったなぁ、としみじみしています。
普段乱雑に字を書いているので、結構丁寧に止め、はね、払いに気を付けたのは良かったと思います。
難しかったところ
とにかく部首問題は難しかったです。ほぼ各論といっていいほど共通点がつかめず、あてずっぽうも効果なしということで、確実に点を取るにはどうしても問題集にある漢字一つ一つに対して部首がなんなのかという事を正確に覚えなくては点数に結びつきません。あと意外に熟語の構成という部分は難関でした。
私は少し英語が読めるので、途中からなんとなく「svoc」の理屈と同じだな、と気付いた当たりからは楽になりましたが、それまでは、いったい何で構成を見分けたらいいの?!と多少イライラした気持ちで勉強していました。
試験に受かるためのコツ
私の場合はコツをつかむまでが本当に長く時間がかかるタイプの人です。
なので、とにかく何が苦手かをはっきりさせることがコツ、というのが正しい表現のような気がします。
あとは地道にやること。
一足飛びに合格を狙えるような資格ではないと実感しました。
受験者の年齢層も幅広浮く、当日は試験会場が緊張感にみちあふれているため、そんな状況でも解けるように十分な準備が必要だと思います。
ここが大事だった
私の場合は意外にも勉強以外に大事だった、と感じるのは「勉強記録日記」。
数行ほどなんだけれど、「今日やったこと」「やってみて思ったこと」「うまくいったかいかないか」「どうしてうまくいく、と感じたとおもうのか」「うまくいかないと思うときは、銅やりかたを変えてみるか」などその辺を小さなノートに記録していました。
この勉強記録日記はのちのち苦手の把握、に役立ちましたし、自分が落ち込んだときに読み返すと、「今は停滞しているけれど、前よりはましになっている」などなど自分を励ます材料にもなってくれました。とにかく今回は知り合いに受験者がいなかったので、孤独な闘いともいうべき感じだったし、うちは夫がお金に厳しいので、黙って受験した関係上、ばたばたしていても家事に手を抜くことは許されたなかったので、自分で書いておきながら、「勉強記録日記さんありがとう」という気持ちになりました。
こうしておけば良かった
今思えば、自分にプレッシャーをかけ過ぎたかな、と思います。
最後のほう時間が足りなくなって、夜中まで勉強してしまったので、当日風邪をひいていたりもともと緊張症なのに、寝不足でさらに本番緊張してしまったりと、失敗だったな、と。
私の場合は大学受験も社会人になって、結婚してからの経験なので、全く同じ経験でしたが、とにかくメンタルのコントロールというのは資格試験についても重要な要素の一つになってくると思います。
本番を想像したり、その時にどんなハプニングが起きても影響されないような心づくりをしたり、動揺した時にできるだけ短時間で元に戻せるようにする手順など、自分なりにもっておくと安心だと思います。今回についてはその点がとても不十分でたった1時間といえど緊張しっぱなしで試験を受けちゃったことは、試験の醍醐味を味わいきれなかったな、と少し残念な気持ちです。
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