TOEIC200点から2ヶ月で110点アップさせた方法

TOEIC200点から2ヶ月で110点アップさせた方法

40歳を超えてからTOEICへの挑戦。
最初は200点と目も当てられない状態でしたが、それから2か月で100点ほどスコアがアップしました。
資格試験ではありませんが、TOEICのスコアは今結構沢山の会社で評価指標となっているようなので、スコアアップの秘訣について書こうと思います。

はじめてのTOEICへの挑戦のきっかけ

会社ではたまに同僚がTOEICの話をしています。私自身もそのスコアが結構評価対象になるとは知っていましたが、自分自身海外に行っても話す分にはあまり英語に困った経験もないし、大学受験などでも英語がほぼほぼ得点源で合格したという経緯があったので、あまり興味がありませんでした。

まあ、どのみち英語なんて使えることが目的、いくらTOEICの点がよくても使えないと意味ないじゃないくらいの気持ちでいました。ところがある日の朝礼で、上司から「今期のボーナスについてはTOEICの点数を基準にして決めていきます」
のひとことが。

これはまずい、と私はびっくりし、慌ててネットをたたいてTOEICに申し込みました。受験会場が2週間前までわからないなんてことも知らなければ、問題の出題形式も全く知らない状態です。申し込みだけでもう息切れ。

勉強も大学受験方式で、ターゲットの単語1900と英熟語1000をちょっとなぞる程度しかせず、試験当日を迎えるようなありさまでした。

初めてのTOEIC試験は200点

早めに試験会場につき、わからないことだらけで右往左往しながら、何とか受験会場につき、試験の教室に入り・・・・。そこでは受験上の注意や説明がマイクで行われていました。

花粉症の時期だったので、ティッシュなどは机の上に出していていいきまりになっていましが、袋から出してとか、かなり細かい指示があったので、厳しいなぁ、と思いました。途中お手洗いに行くことはできるようでしたが、それも試験官がついていくとのこと。緊張マックスでした。

最初のリスニングテストの問題がよく聞こえません。大きなスピーカーで問題が流れてくるのですが、音量は大きいのに聞き取れないのです。あれ?海外の人とかなり会話も経験しているし、出張も結構経験して英語のスピードに慣れているはずなのに、こんなに聞き取れないの?とショックを受けました。

現実的に英語で困っていないのと資格試験の差を思い知りました。引き続き行われてたリーディングセクションもライン形式だったり広告だったり交渉の場面が出てきたりと多彩すぎて時間内に全部手を付けることはできず、しかも勉強不足で判断の仕方もわかっていないので、マークシートを適当の塗りつぶすだけで精いっぱい。

結果最初のスコアはなんと200点でした。

この結果は会社の上司もびっくりしていました。何度となく外国の方との取引も無事にやってきた私がこんな低スコアでは・・・・。さぞかし不安を覚えたのだと思います。

仕事には支障がないとはいえ、こんなことでは悔しかった私は、まずは、二か月をめどに100点だけスコアを上げるにはどうしたらいいかと試行錯誤の日々をしてみました。

2回目のTOEIC試験に向けた勉強方法

まず、最初大学受験用の単語熟語集で失敗した私は、大学受験と同じやり方ではスコアは上がらない、と踏みました。そこで本屋さんで買い求めたのが「公式TOEIC Listining & Reading トレーニング」でした。二冊組になっていましたが、今回はリーディングのみを購入しました。

一気に二冊買ってみるという方法もありましたが、二冊もあると集中力がばらけてあれもこれもと気が散ると思ったので、一冊だけ。リーディングであろうと、リスニングであろうと目的は全体スコアのアップなので、とりあえず出来そうなところからやる方が目的達成に近づけるかな、と思ったためです。

英語を話すのは得意でも、読むのは苦手だった私は問題集をパラパラしただけでやる気がダウンしました。これを一問一問解くのか・・・と想像しただけで投げ出したい気分です。

仕方ないので、問題を解いて一つ一つ理解して解くという発想は一時横に置くことにして、問題を読み、答えを声に出すという方向に変換しました。これなら理解して解かなくてはならないというプレッシャーはとり合えずのところ逃すことができます。
プレッシャーがかかると失敗しやすいところが自分にはあるので、その負担は出来るだけ減らせるようなやり方をして目的に近づこうと思いました。

つまり、まずは色々考えずに、TOEICの出題パターンになれるための訓練だけを二か月間やってみようと思いました。本当のところもっと先の方法も考え買ったのですが、時間が足りず、それだけで二カ月は過ぎてしましました。

2回目のTOEIC試験

前回よりはわかっていることが多いので、受験票の写真の準備などはスムーズでしたし、受験票が来るタイミングもわかっていたので、緊張は薄かったと思います。

また、前回と違う会場での受験でしたが、受験会場の環境が前より断然静かで好みの会場に当たるという幸運がありました。
リスニングセクションについては全部理解できたわけではありませんでしたが、前のテストよりは理解できている。答えの判断までは時間がかかるが、判断できる問題がでてきているなど、進捗を確認できるようになっていました。

リーディングセクションについては、スピードは遅いが、出題分の理解力が格段に上がっているということが確認できました。

結果

スコアは110点アップの310点でした。時間が限られた中、ただひたすら問題と答えの英文を声に出して読んだだけで100点アップという結果でした。

とても簡単なことのように思うかもしれませんが、モチベーション維持やメンタル管理が目的達成のために何よりも大事なことの一つになってくるのではないかと今回の事で痛感しています。

自分の性格でどういうところが弱くてつぶれやすいかを理解し、少ない負担で継続できる仕組みを作ったという事は、目的達成の秘訣だと思っています。

今後はもっともっとスコアアップを狙って最終的には900点台を目指して、会社の上司にも安心してもらい、自分でも自信をつけていきたいと思っています。

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