総合旅行業務取扱管理者合格までの道のり

総合旅行業務取扱管理者合格までの道のり

総合旅行業務取扱管理者に合格しました、自分でも通るとは思っていなかったのだ合格通知が届いたときはびっくりしました!
ただ、この資格を取る為にノイローゼ気味になりながら猛勉強しました。旅行業務の勉強ですが科目がそれぞれ独特になっています。そこで私なりの勉強方法を紹介したいと思います。

総合旅行業務取扱管理者について

まず総合旅行業務取扱管理者というのは旅行業界で唯一の国家資格であり、この資格を持っている人が店舗に一人でもいないと旅行の取扱いができないものになってきます。

国内だけですと国内旅行業務取扱管理者という名前になります。こちらも国家資格です。

総合旅行業務取扱管理者取得について

資格の取り方についてそれぞれ合格している人で変わってくると思います。私の場合はまず国内旅行業務取扱管理者を最初に取得、次の年に総合旅行業務取扱管理者を取得とわけて受験しました。

働きながらだと旅行会社で何年かの経験を積んで受験科目が免除になる科目があるのでそこを狙って受験。
最初から総合を受けていくのもありなんですが私的には相当な勉強しないと厳しい。あと総合になると科目も多いので分けて受験することが頭の中切り替えにもなるのでオススメです。

勉強方法

科目の中に、約款、法令、旅行実務(観光地理、時差計算、運賃計算)旅行英語があります。

約款、法令

まずは約款、法令。
約款や法令は旅行パンフレットの裏には記載されてある内容のもっと詳細版といった感じでしょうか。ここはテキストを読んだり実際にパンフレットなどを読んで理解していく勉強法になると思います。

旅行英語

旅行英語なども観光英語、単語がある程度入ればそんなに難しくない問題です。
一番いいのは海外の観光地のホームページを英語でみること。

旅行実務

中でも一番大変なのは旅行実務
観光地理などは海外、国内の観光地図帳などが本屋さんに売っているのでそちらを使うのと、ひたすらテキストの問題を解いて問題用紙や白紙の地図帳に赤字などでその場所やその観光地に関係するお祭り、歴史などを、書き込んでいくことですね。

一緒に関連付けて書いていくと一度にたくさんのその土地のことを覚えることができますし、問題の出方も例えば〇〇の作者の書いた〇〇という本はどこが舞台かなど。本の作者、出生地、歴史に基づいた問題も出ることがあるのでただ観光地を覚えるだけでなくこういった細かい情報まで覚えていかないといけないので上記にも書いた勉強法がいいのです。

運賃計算

運賃計算に関しては国内がJR、貸切バス。海外が国際国際航空運賃計算。これはいきなり問題集開いてできるものではありません。特殊な計算方法、海外に関してはチケットから情報を読み取ることから始まります。

正直ここは、講習や講座があるのなら人に説明をしてもらうのを聞きながらの勉強が早いのですが、なかなかそれもできないという方はテキストをちゃんと読んで読みながらまずは簡単な問題から解いていくことを繰り返す。その問題の難易度を少しずつ上げていき何回も何回も復習していくのが大事です。

過去問もネットにアップされているのでそれを何回も解くことが大事です。解いた問題に地理なら関連することを赤字で書き込みすると復習と予習になるので是非してみて下さい。

計算問題、約款、法令は慣れです。約款、法令はとにかく数をこなすことによって正解率もあがります。とはいってもノートやテキスト、過去問、問題集にかじりついてばかりでは正直嫌になってきます。私もノイローゼ気味になりながら勉強をと書いてましたがこの時期はなかなか模試の結果も上がらず勉強しても頭に入っていきませんでした。

そんなときは一度テキストを閉じテレビの前へ

世界遺産や世界の車窓から、旅番組と名のつくものを見ていました。
地図帳やテキストで勉強しものを映像などで改めて見直すと忘れないし思い出す率が高くなります。それ『あ、行きたいなー』や『温泉気持ちよさそー』など息抜きになります。

楽しく覚えられてテレビのナレーターさんが解説してくれるから行った気分にもなる。私は実際世界遺産にはだいぶお世話になりました。あと国内の旅番組も録画してみるくらいお世話なり地理はかなり正解率が上がったのでこれのおかげだと思ってます。

試験結果について

まず私の受験の仕方が国内とって総合というわけてのパターン。最初の一年目は国内集中で詰め込んだ甲斐あって一発合格
次の年に国内を取っていたので、約款と国内実務が免除で受験できました。勉強も科目が少ないだけ苦手なところを重点的にできたのでこれも一応一発合格でした。

試験は、基本どちらもマークシートで選択式が多いです。だからといって計算しなくていいのかとかではなく、ちゃんと計算させられますので油断しないでください。確か電卓は使えなかったと思います。

またこの資料を見ながらというのご実務には多いので時刻表、国内はJRなど海外はトーマスクックや海外の飛行機時刻表。あとはこれ大事、空港の3レター。などの見方や旅行用語をしっかり覚えておくことも必須です。旅行資格の科目は人それぞれで得意、不得意が出てきます。私は約款、法令で実務は得意でした。

少しずつ勉強していくと自分はこれが苦手というのがでてくるので早めに苦手箇所をみつけて対策を練るのも必要です。

総合旅行業務取扱管理者の試験について

試験会場が全国どの都道府県でやっているわけではなく、年に一度国内、総合それぞれ主要都市での開催になります。その年に住んでいなければ交通費などもかかりますし変な緊張もしてしまったり。なので当日入りではなく前日入りして試験会場近くの散策やなるべくリラックスして挑むのがベスト。学生や社会人や主婦の方、現役の旅行会社員など様々な人が受けにきています。

その場の雰囲気に飲まれやすい空気も漂っていますが、勉強したことは嘘をつかないので自信をもって受けることが大事です。
こんなことを言ってますが正直試験結果に自信がなくもっとこうしておけばよかったと試験の帰り道に後悔したことを覚えてます。

試験の点数ですが、自分が何点で合格したかがわからないので、こればっかりは自己採点になります。基準の点数が科目ごとにあってそこをクリアしてると合格といった感じです。

旅行会社のパンフレットで勉強するのもおすすめ

テキストや過去問も大事だけどその当時アドバイスしてもらったのが、実際に旅行会社に赴いてパンフレットをもらってきてパンフレットで勉強をしたりカウンターで店員さんに観光地のことなどを聞いてみること。

私は試験が終わったあと旅行会社に行ってパンフレットをもらって家に帰ったのですがパンフレットにはわかりやすく観光地も約款も載っています。パンフレットなんてカラーで写真つき!おまけに航空会社などが書いてあったりもするし、親切なものは時差まで書いてあったり。

しかも各方面で別れて細かく作ってあるので今日はアメリカ、明日はヨーロッパなど勉強も区切りやすいですよね。それこそ楽しく勉強できます。

合格率は20〜30パーセント

そもそもこの旅行の国家資格の合格率は20〜30パーセントと狭き門の資格です。その年で試験の難易度もかわるし、法律も変わったり増えたりします。ラッキーな年もあればアンラッキーな年もある。私はラッキーな年だったのか法令が追加される前だったので覚えることが少なくて済みました。日々かわる旅行の仕組みや運賃の規定がどうしてもついてくる業界です。

こういったことに関心を持って日々のニュースや旅行業務取扱管理者の大元の協会のホームページを細かくチェックするのも試験に必要だと思います。
取るまでは大変な道のりですが、旅行業界で働くのであれば大きな武器になるのであきらめず粘って粘ってコツコツ勉強していくことが合格へのゴールに一番近いと思います。

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