社会保険労務士試験に合格するために2年間行った勉強方法

社会保険労務士試験に合格するために2年間行った勉強方法

社会保険労務士に合格しました。少しでも皆さんの試験合格に役立てたらと思い記載します。

社会保険労務士試験のために行ったこと

試験の勉強時間は平日は最低3時間、土日は10時間ぐらい

私が合格した時は平成23年度でした。試験は2度目での合格です。前年受けた時は丸1年かけて勉強しました。1年目は平日は最低3時間、土日は10時間ぐらい勉強しました。2年目も1年目と変わらないぐらい勉強したと思います。あまり遊んだ記憶がない試験期間でした。

試験のテキスト

1年目はLECのテキストを購入して繰り返し読みました。また過去問も同時に購入して、テキストの確認をしました。テキストばかり読んでも問題独特の言い回しに対応できないし、過去問を解く事によってテキストの内容も理解できました。

過去問は一問一答形式の過去問は購入しないようにしました。5択の過去問を購入し、本番を想定して訓練をしました。本屋では本屋に並んでいる全ての参考書に目を通したため、参考書オタクにすらなってました。

予備校の模試

直前にはほとんどの予備校の模試を受験しました。過去問は言葉まで覚えてしまってマンネリ感があったので、模試の存在は助かりました。ただ模試はマニアックな問題や過去問の焼きまわしの問題も多く、結果はあまり気にしないようにしました。この問題過去問で見たという問題が多々ありました。
実際模試の結果はそれほど良くなかったです。本番では模試で取れなくとも択一は必ず合格点にいける自信がありました。

社会保険労務士試験1年目の本番

本番は選択式、択一式で400分程度あり長丁場だったのを覚えてます。1年目の本番は択一70問は50問ぐらい解けました。しかしこの試験独特の選択式で涙を飲み、試験は不合格でした。10教科5問の選択式問題ですが、どうしても1教科ほど合格基準点である3点が取れないのです。それは過去問を解いても同様でした。

帰りの電車で解答速報を見て、やはり選択式の1点が埋まらず不合格なんだなと思いました。試験中に既に選択式で迷ってしまいましたので、この試験は運も必要だなと感じました。落ちている可能性が高いと思ったので、試験の次の日にすぐ勉強を始めました。

2年目、2度目の試験

一度試験を受けて、試験中に試験では過去問や模試でも出てこない問題が必ず出てくるのを感じました。もちろん過去問、テキストを理解して、落とさない事も大事です。しかし今まで見た事ない問題の事務処理能力の重要性も痛感しました。そこで私は社労士六法を読んで、法律の言い回しを頭に入れ、初見の問題にも対応できるように訓練をしていきました。

また引き続き過去問、模試の問題を繰り返し並行して解いていきました。
結果的にこの試験で条文を読むというのは遠回しで、条文数も多く時間もかかりすぎたかもしれません。しかし私はここまでしたんだぞという自負を持つことができました。ここまでして落ちるわけがないという自信を得ることができました。

2年目の結果

2年目は択一は一年目より取れてなかったです。社会保険労務士試験の鬼門である選択式もやはりまたもや悩んでしまいました。この試験のやっかいなところは、前年で悩んだ選択式の教科ではなく別の科目の選択式で引っかけてくる点です。結局またもや選択式で悩んでしまい、5問中3問のノルマは取れてないだろうなと試験中に思いました。

実際帰りの回答速報でまたもや5問中3問取れない教科があり、心の中で涙を流したのを覚えてます。2年目も試験が終わった後また来年の試験に向けてすぐに勉強を始めました。

何年かけてでも合格するつもりでいたのでモチベーションはありましたが、さすがに過去問を読むのは飽きてきて、一字一句覚えている有様でした。何年かけてでも合格するつもりではいたものの、試験を止めようと考えた事もありました。しかし止めてしまうと今までの勉強が無駄になると思い合格まで止めれない状況でした。

落ちていると思ったが、合格

2回目の試験が終わった後は気分転換に旅行に行ったりしました。そしてまた合格発表の11月がきました。試験は当然落ちているものとしてホームページを確認しました。そしたらホームページに私の番号がありビックリしたのと同時に感動して泣いたのを覚えています。

択一式は合格点ギリギリ、去年の不合格の時より正答率は落ちてました。選択式も5問中3問合格しないといけないところ、やはり2問しか取れませんでした。しかし選択式が運良く救済されて2点でも合格していたのです。
よく社労士は役立つ、役立たないという議論はよく耳にしました。私は仮に役立たなくとも、合格したという事を形に残す事は今後の自分の人生のモチベーションになると思います。

社会保険労務士試験の難しいところ

この試験で一番難しいところはなんといっても選択式試験です。それは皆さん分かりきっていると思います。対策は択一式を解きながら、選択式の対応をしていました。それでも本番どうしても迷う問題が出てきました。ここまで勉強したら後は運!というレベルまで持っていければ試験合格すると思います。

私は2度目は救済されたので、があったのかもしれません。まず択一を必ず合格点まで取れるように勉強をするのが近道だと思います。そのあとは運と実力の両方が必要になると思います。

試験に受かるためのコツ

やはり毎日コツコツテキストを覚える、条文を覚えることが近道です。その際なぜその条文があるのか、理由を言えたら完璧だと思います。小さな事からコツコツしないといけない試験だと思います。後は問題を数多くこなす事も重要です。

こうして勉強しておけば良かった

必ずしも、こうして勉強しておけば良かったというのはなかったです。初めは分からない事でも、失敗を繰り返し学習する事によって自分の勉強スタイルというのが見えてくると思います。私は2年目から六法を取り入れたので、初めから六法を取り入れて生きた条文をインプットしておけば良かったと思います。そうすれな必ず初見の問題にも対応できます。
後は新聞を多く読み、試験直前に厚生労働白書などを繰り返し読みインプットを繰り返しました。

最後に

運も多少はあるかと思いますが、必ず合格できる試験です。一度や、さらに複数回失敗したとしても最後は誰でも合格可能な試験だと思います。長丁場で夏場にあるので、体力をつける事も大事だと思います。働きながら試験を受ける方も多いと思いますが、誘惑に負けずに最後までやり通すことが大事だと思いました。

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