管理栄養士国家試験の勉強方法と受かるためのコツ

2011年春、管理栄養士の国家試験になんとか合格することができました。この記事では、自分がどのように勉強して試験を迎えたのか。そして、どう勉強すれば良いのかを書いていきたいと思います。

管理栄養士の勉強を開始したタイミング

私は管理栄養士養成大学に通っていました。
大学3回生の秋、初めての管理栄養士国家試験の模試が、約3ヶ月後に控えていました。
友達とその模試について話していた時、国家試験が5択問題であることを初めて知りました。それまでマルバツ問題であると勘違いしていた私は大変焦り、勉強を開始することにしました。

勉強の為に用意した本

  • 過去5年分が載っている過去問題集
  • 女子栄養大学出版の「受験必修例文問題集」
  • 大学の授業で使用する教科書

これで十分だと思います。
問題集は紀伊國屋書店で買いました。

勉強方法

国家試験はどの科目が出るのか、どんな問題が出るのか、全くわからなかったので、まず過去5年分が載っている過去問題集を買いました。
それを解いてみると、合格ラインの6割を大きく下回る3割の点数しか取れなくてショックを受けました。
しかしまだ勉強を始めたばかり。めげずに、わからなかった問題は徹底的に教科書で調べました

過去問をずっと解いていると、次第によく出る問題の傾向が分かってきたので、その部分を教科書で詳しく勉強しました。
その勉強方法で3ヶ月しっかり勉強した結果、大学3回生の終わりに行われた初めての模試で、合格ラインの6割を超える点数を取ることができました。

大学のクラスのほとんどの人が、「クエッションバンク」という電話帳のような分厚い参考書を買い、それを必死に覚えていましたが、私はオススメしません。
内容が多すぎて全部覚えるのは無理ですし、大事なところが分からないからです。

クエッションバンクを買うのは良いと思いますが、それを覚えるのではなく、問題を解いていてわからないところがあれば、それを調べるのに使うと良いと思います。
私はクエッションバンクは買わず、わからないところは教科書で調べていましたが、模試の成績はずっとトップをキープすることができました。

最初に買った過去問題集は、何度も何度も繰り返し解き、国家試験当日までずっと使い続けました。いくつも参考書を買って勉強するより、1つの本を隅から隅までしっかり覚える方が絶対に良いと思います。また、友達と教え合ったりするのもオススメです。人に教える事で、更に理解が深まります

勉強時間

私は大学まで往復4時間かけて通学していたので、電車の中で「受験必修例文問題集」という、赤シートで大事なところを隠して暗記できる本を使って勉強していました。
大学で授業を受け、研究室で卒業研究をし、家に帰ると21時を過ぎる日もたびたびありましたが、家に帰ってからも約2時間は勉強するように心掛けていました。

息抜きも勿論大事ですが、リズムを崩さないよう、「丸一日全く勉強をしない日」というのは、なるべく作らないように気を付けていました。
毎日10分でも、必ず勉強していました。

勉強中のアルバイト

大学4回生の時は、コーヒー屋さんで週3日程(1日4時間)アルバイトしていました。
息抜きにもなりますし、勉強に差し支えない程度なら、アルバイトをしても大丈夫だと思います。

管理栄養士の国家試験受験資格を得る為に

私の通っていた大学では、全員が国家試験を受けれる訳ではありませんでした。
前期と後期でそれぞれ3回ずつ、計6回学内模試があり、そのうち3回以上合格ラインの6割を超えていないと、国家試験の受験資格を貰えませんでした。
なのでまず、学内模試を突破する為に必死で勉強をしました。

学内模試は、実際の国家試験の問題と少し傾向が違っていたので、学内模試の前には学内模試の過去問を解いて勉強しました。
頑張った結果、無事受験資格を得ることができました。
しかし、私のクラスは100人程の学生がいたのですが、受験資格を得ることができたのは半分くらいであったと思います。
大学受験の際、管理栄養士国家試験の合格率が100%であったのでこの大学を選んだのですが、実際は合格する可能性の高い人しか受けさせて貰えないのだなと、現実を知りました。

国家試験当日

国家試験の日は緊張するので、友達と一緒に試験会場へ行きました。
電車の中で友達と問題を出し合ったりして、ワイワイ楽しく行きました。この時難しい問題を出し合わないように注意して下さい。分からない問題があると一気に自信を無くします。
電車の中には、自分と同じ試験を受けるであろう人達がたくさんいて、なぜか皆頭が良さそうに見えるんです…。でも、自分が1番頑張ったのだと、自信を持って試験に臨みました。
午前の試験問題は105問で時間は2時間40分。午後は95問の2時間25分で、時間はほとんどあまりませんでした。

前半が思ったより難しく(特に食べ物と健康の分野)、お昼休憩中は友達と落ちたかもねと話していましたが、後半で取り返すことができました。
試験が終わった後、友達とファミレスへ行き、皆で答え合わせをして楽しみました。
勉強から解放され、嬉しくてたまりませんでしたが、その日は疲れて、家に帰って爆睡でした。

試験結果

試験の翌日、ネットで解答が出ていたので、大学で皆で採点をしました。
合計150点ぐらいあり、合格でした。
「臨床栄養学」は、30点満点のうち、29点もありました。やはり前半の「食べ物と健康」は、5割くらいしか取れませんでした。

しかし管理栄養士の国家試験は、分野ごとではなく、合計で6割以上取れれば合格なので大丈夫です。
正確に合否を知ることができたのは5月でした。
厚生労働省から、管理栄養士免許を貰えた時、大変感動しましたし、努力が報われた瞬間でした。

管理栄養士の試験に受かるためのコツ

大学4回生は卒業研究等に追われ、意外と勉強する時間がありません。
3回生の終わりから勉強を始めると、気持ちに余裕ができて、勉強だけでなく学生生活を楽しむ事ができます。
「食べ物と健康」や「給食経営管理論」は、ある程度大事なところを覚えたら後回しにしても良いと思います。
どれだけ覚えても、絶対分からない問題も出題されるので…。

ある程度を境に、点数が伸びなくなりました。
「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」や「基礎栄養学」、「臨床栄養学」に勉強時間を使いましょう。これらの分野は、勉強すればするほど点数が伸びます。
「基礎栄養学」の三大栄養素の代謝については、単語を覚えるだけでなく、その仕組みをしっかり理解する事が大切です。
「臨床栄養学」は、疾病の診断基準や症状は正確に暗記しましょう。

メタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧は特に大切です。また、貧血については毎年必ず出題されているので、詳しく勉強しましょう。
また、栄養状態改善に必要な1日当たりの栄養量についても必ず出題されるので、計算方法を習得しておきましょう。

注意すべき事

栄養学の分野は、日々新しい情報が入ってきています。
食事摂取基準や、大量調理施設衛生管理マニュアルは、最新のものを覚えて下さい。

参考書に載っているのは過去のものなので、注意が必要です。
試験には、必ず分からない問題が出題されます。私なんて1問目から分かりませんでした。しかし、必ず後から分かる問題が出て来るので、焦らず最後まで問題を解いて下さい。
管理栄養士は今の時代、需要があって大変やり甲斐のある仕事です。これを読んだ方々が、試験に合格することを祈っております。

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