マンション管理士試験の効率的だった勉強方法

4ヵ月ほどの勉強で、マンション管理士試験に合格しました。4ヵ月の勉強といっても、過去に類似の試験を受験したことがあり、その知識を活かしてこその合格でした。勉強方法と、類似の試験について紹介していきます。

マンション管理士試験の特徴

マンション管理士試験の位置づけ

マンション管理士試験とは、マンション管理組合のコンサルタントに必要とされる専門知識を持つことを証明する資格です。マンション管理組合やマンションの区分所有者、あるいは購入を検討する者などの相談に応じ、助言や指導などのコンサルティング業務を行うのが主な仕事。マンション管理の専門家として、主に管理組合の立場で管理をサポートします。

何に役立つ知識・資格か

マンション管理のコンサルティング業務に必須であり、マンション管理組合の外部役員に就任するためにはほぼ必ず求められる資格でもあります。また、直接資格を求められる仕事のほかにも、日々のマンション管理や、規約の解釈・運用、修繕の際の基礎知識を身に付けることもできます。

例えば、修繕は何年に一度くらい行うのが適切なのか、設備のどこが傷みやすいのか、共用部分ではどこがトラブルを招きやすいのか、費用はどうやって見積もりを取ればよいかなど、管理・修繕の際に建設会社・不動産会社の言いなりにならないように気を付けるための知識を身に付けておくことができました。

マンション管理士資格の難易度は

宅地建物取引士試験との比較

マンション管理士試験の合格率は7~8%前後なので、合格率の数値だけで見るならば難関試験と言えるでしょう。もっとも、試験準備のために2~3年も専門の学校に通う必要のある難関資格試験とは違い、半年ほどの通信教育でも合格できる程度のレベルではあります。

例えば、試験のタイプや内容や範囲までも類似する有名な試験に「宅地建物取引士」がありますが、そちらの合格率は平成11年以降、15%~17%台で推移しています。宅建試験と似ているものの、宅建よりは合格しづらい試験と言えるでしょう。

管理業務主任者試験との比較

なお、「管理業務主任者試験」もまた類似の不動産系資格試験です。管理業務主任者試験は難易度がやや下がり、合格率は20%程度。管理業務主任者試験の合格者には、マンション管理士試験で5問免除の規定があります。マンション管理士試験受験者の3割ほどが、管理業務主任者試験に合格したことのある者だという統計があります。即ち、「まずは管理業務主任者試験に合格し、その合格を活かしてマンション管理士試験に挑戦する」という流れで受験する方が多いようです。

どれだけの勉強時間が必要?

資格取得までに必要な勉強時間の目安について、全く知識のない人の場合ならば100~120時間ある程度の基礎知識がある人の場合ならば50~60時間といったところでしょうか。

前述のように、宅地建物取引士試験や管理業務主任者試験と範囲が重なる試験科目が多数あります。民法の基礎知識や、不動産に関する知識などはかなり重複しており、中には宅建試験で問われる情報を知っていることを前提とした問題さえ(マンション管理士試験で)出題されることさえあります。

効率的な勉強方法は?

初心者か中・上級者かでスタートは異なる

基礎的な民法の知識、不動産取引契約の知識、そして建築設備や法令に関する知識が問われますので、全くの初心者であれば独学は厳しいかもしれません。もちろんテキストは販売されていますが、文字に書かれた情報だと読んでいても何が書かれているのか分からりにくいのが実情です。費用や時間はかかりますが、初心者向けの通学・通信講座で基礎的な知識を仕入れておくのが確実と言えるでしょう。

過去に出題された問題こそ、最大の学習材料

民法や不動産の法律を学んだことがあるとか、類似の資格試験を受験したことがあるという人ならば、やや難しいものの独学でも狙える範囲の難易度とも言えます。基本的な勉強方法は、まず何よりも過去に出題された問題を何回も繰り返し解くこと。

類似の問題が繰り返し出題されることが多いという特徴のある試験ですので、出版社が作成した下手な予想問題を解くよりも、実際に出題された過去の本試験の問題に慣れておくのが絶対に良いでしょう。何回も同じ問題を解いているとだんだんと慣れてくるので、出題ポイントについて考える余裕ができ、また慣れてきても分かりにくい(間違いやすい)問題に気付けるようにもなります。

いきなり問題集を解くのが、合格のために効率的

多少の知識がある人ならば、最初にテキストや解説書をていねいに読み込むのではなく、「いきなり過去問題に挑戦する」という勉強方法がおすすめです。もちろん、いきなり問題を解こうとしても、まるで分からないことは多いでしょう。

最初に問題を解いてみると分からないことや間違いばかりで、正解率は2~3割り程度にとどまってしまい、いきなりやる気をなくしてしまうかもしれません。でも、それが当然です。最初はそれで構わないのです。分からなければその問題の解説文をていねいに読んで、出題の趣旨と解答を理解するようにします。そうすれば、次に同じ問題を解く際は正解できるはず。

「それだと問題自体を覚えてしまうこととなり、問題を解くことにならないのでは?」という声もあるでしょう。しかし解説をしっかり理解するよう努めれば、実際には、「次に同じ問題を見たら解けるようにしておく」ことが、「類似の問題も解けるようになる」ことにつながっています。

テキストを読み込むより、過去に問われた内容を実践的に演習していくことで試験の傾向もつかめてくる訳です。いきなり問題集に挑むのは、最初は辛いですが、結果として効率的な勉強方法となります。

有効だったテキストは?

『2018年版 出る順 管理業務主任者・マンション管理士合格テキスト』。試験対策に特化し、出題されやすい項目を図入りでていねいに説明されています。

また、試験で問われにくい項目は敢えて記述を減らすなどメリハリのある記述により効率の良い勉強ができます。同じ出版社ブランドから過去問題集も出版されており、記述は連動しています。こちらも冗長な部分は排除したシンプルな構成となっているのが魅力で、不要な時間・労力をかけずに合格のための勉強を進めることができました。

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