2年かかって保育士資格を取得した私の勉強方法

私は社会人になってから保育士資格取得を目指し、2年かかって無事合格することが出来ました。資格取得の理由や勉強方法、試験本番などの体験談を紹介していきたいと思います。

保育士資格を取得しようと考えた理由

私は4年制大学の法学部を卒業し、とある広告代理店に就職し営業職に就くことが出来ました。しかし、仕事が想像以上に激務なことや労働時間が著しく多いことから、社会人2年目の時より少しずつ転職を考えるようになったのです。

今すぐにどうしても転職したい、というわけではありませんでしたが、まずは何も資格を持っていない現状では再就職も困難だろうと考え、まずは資格取得を目指すことにしました。そこで、私はもともと子どもがとても好きなこと、学生時代は塾講師のアルバイトで小学生以下の小さな子供たちと触れ合うことが多かったことから、保育士資格なら自分に向いているのではないかと思い、ここから資格取得に向けての勉強が始まりました。

仕事の合間に資格の勉強

しかし、このころは社会人2年目ということもあり、給料では日々自分1人が生活していくのがやっとのほど。ですので資格取得のための学校に通う金銭的な余裕も時間的な余裕もなく、なんとか独学で乗り切るしかなかったのです。

まず始めに書店に行き資格取得のための参考書選びを行いました。様々な種類があって迷いましたが、「資格といえばユーキャン」という頭があったので、参考書はユーキャンの「保育士速習レッスン(上下巻)」を購入することに決めました。2色刷りですが、大事なところはしっかりと太線になっていますし、表やグラフ、わかりやすい図なども載っていてとても見やすかったです。文字が小さすぎないところも、個人的には高評価でした。

私が受験した時の保育士資格試験は、毎年一次試験が8月に行われ、これに合格した場合のみ10月に実施される二次試験に進むことが出来ました。(ただし、現在は平成28年より前期・後期の年2回試験が実施されていることより、試験日程は異なります。)

8月の試験に向けて、その年の年明け頃から勉強を始めました。試験勉強期間は約8ヶ月、仕事の合間にしか勉強が出来なかったため、資格取得予備校などに通っている方に比べると、少々勉強期間が長いかもしれませんね。

最初の半年ほどは、とにかく参考書を何度も読み返しました。大事なところに線をひいたり、章の最後にある確認テストを何度も行ったりしました。保育士資格試験は全部で10科目あるのですが、各科目ごと3~4往復はしたと思います。それは、時間をかけて勉強を行っていたため、最後の10科目目を勉強しているころには、どうしても始めに勉強した1~2科目目くらいの内容を忘れてしまっていることが多かったからです。これを挽回すべく、とにかく何度も何度も参考書を読みました。

一日の勉強時間は、平日であれば仕事の昼休憩時の1時間ほどと仕事が終わって家に帰った後寝る前までの1~2時間ほど、休日は出来る限り勉強に時間を割けるように努力しました。

過去問題や予想問題は3ヵ月をきってから始めました

何回も往復して参考書を読んだことにより、しっかりと頭に知識が入ったなと実感が出来るようになったのは試験3ヵ月前のこと。このころから同じく「ユーキャン 保育士過去&予想問題集」を購入し、過去問題や予想問題を解き始めました。

しかし、自分の頭の中ではどの科目もしっかり理解できていると感じていても、いざ実際に問題を解いてみるとなかなか思い出せないということも多々ありました。そこで、問題を解いて不正解だった部分は、再度参考書で確認を行い徹底的にさらい始めました。

この過去問&予想問題集も4~5往復ほどは行ったかと思います。問題を解く際に特に気を付けたことは、一度間違った箇所には星印などをつけるようにしたことです。これにより、次回も同じく間違えば自分の理解がたりないということ、正解すれば理解できるようになったということ、など目に見えて自分の得意不得意がわかるようになりました。

得意分野の伸ばし方と苦手分野の克服法

10科目もあると、自然と自分の中でも得意な部分と苦手な部分が出てきてしまうもの。発達心理学や保育原理など、子どもの様子や保育の方法にかかわる部分は自分の中でもイメージがしやすかったですし、読んでいて参考になることも多かったので勉強していても楽しかったのですが、保育の歴史に関する部分や具体的な病名・栄養素などを覚えなくてはいけないところはどうしても苦手でした。その差は「イメージのしやすさ」だったと思います。

ですので、理解しにくいなと感じたところはなるべく自分で絵にして描いてみたり、歴史の部分であればストーリーを想像してみるなど、イメージを膨らませることによってまずは苦手意識を克服することから始めました。そうすることで、例え過去問題を解いた際に再度復讐をしなくてはならなくなったとしても、嫌な気持ちを持たずに勉強に向かうことが出来ました。自分の中では、この「気持ちの持ちよう」が割と大切だったように感じます。

得意分野に関しては、参考書を読んでも更に疑問が生じた時などには自分でインターネットを開いて調べていました。これにより、更に知識を深めることが出来たと思います。

手ごたえを感じた試験当日でしたが…

まずは筆記の一次試験に望みました。2日間に分けて5科目ずつを行っていくのですが、なにせ10科目もありますので集中力を維持することが大変でした。勉強した内容や予想問題に類似した問題もいくつか出ていましたし、合格基準も6割以上とそんなに高くはないので、自分の中では割と出来たなという手ごたえを感じていました。

しかし自己採点の結果、10科目中1科目のみ合格点に達することが出来ていませんでした。ちなみに他の9科目はどれも8割以上正解していました。

助かったのは、保育士試験は例え1科目が合格基準に満ちていなかったとしても、翌年にまたすべての科目を受けなおす必要はないということ。定められた年数以内であれば、他の合格基準を満たした科目の結果は持ち越すことが出来る、ということでした。

つまり、1科目不合格だった私はこの年の2次試験を受けることはできませんでしたが、翌年は不合格になった1科目のみを受けなおし、これが基準を達すれば2次試験に挑戦することが出来るのです。

1度で全ての科目に合格することが出来なかったとこは非常に残念でしたが、9科目は合格することが出来たのだとポジティブに考えることにしました。

翌年、残る1科目と実技試験の受験

翌年は1科目のみということ、一度勉強しているので基礎は頭に入っているということから、試験の3ヵ月ほど前から勉強をやり直しました。この時も再度参考書を何度も読み、過去問&予想問題を解きなおし、更にインターネットで自分が持っている過去問集や予想問題集には載っていない問題も拾って解いていました。

そして徹底的に1科目を勉強することが出来たため、無事に筆記試験を合格することが出来ました。

続いて待ち受けるのは2ヶ月後に実施される実技試験です。筆記のように覚えることはなかったので、だいぶ気が楽でした。実技試験や音楽・読み聞かせ・絵画の中から自分の得意な分野を2つ選ぶのですが、私は絵のセンスに全く自信がなかったため、音楽と読み聞かせを選びました。

音楽に関してはピアノを10年以上習っていたため、弾き歌いにも自信がありました。課題曲も事前にわかっていたため、ひたすら練習するのみでした。大変だったのは読み聞かせのほうです。3分以内の子どもを対象とした本を自分で選び、園児たちに読み聞かせるように本を読むのですが、なんと内容をすべて暗記しなくてはならないのです。

そこで、短いお話で覚えやすく、なじみの深い「大きなかぶ」を選びました。何度も練習したのですが、子どもに読み聞かせるよう、感情を豊かに表したり大きな声でゆっくりと、ということを意識すると内容が飛んでしまい、逆も然りでした。暗記しながら、ゆっくり感情豊かに読むということがとても難しく、家族に手伝ってもらいながらなんとか練習を行っていました。

そして迎えた実技試験当日、筆記試験とは異なり目の前に審査員がいるということでとても緊張しましたが、堂々とした態度とハキハキとしたやり取りを心がけました。結果、無事に合格することが出来ました。

保育士資格取得に挑戦してみて感じたこと

仕事を行いながら資格取得に向けて勉強を行うということは、想像以上に難しく大変でした。自分の興味がある分野にも拘わらす、途中で何度も投げ出したくなりましたし、試験直前も眠気に襲われたり友達と遊びに行きたかったりと、様々な欲求と闘いました。

しかし、資格取得後は無事に前職を円満退社し、取得した資格を活かして保育士として働くことが出来たので、あのとき頑張って本当に良かったと感じています。

また、自分に何も資格がないということで将来に不安を感じていたのですが、その不安も払拭されました。

2年かかってしまい一筋縄ではいかないことも有りましたが、資格取得に臨んでよかったと感じています。

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