教科書を頭にたたきこんだ!私を簿記一級合格に導いてくれたおすすめの方法

教科書を頭にたたきこんだ!私を簿記一級合格に導いてくれたおすすめの方法

簿記一級の資格試験になんとか合格することができました。合格の知らせを耳にしてから、喜びに溢れています。自分の頑張りが認められたような気分で、爽快感でいっぱいです。そのため、この記事では、自分がどのように勉強して試験を迎えたのか。そして、どう勉強すれば良いのかを自分の経験を元に、書いていきたいと思います。

Photo by Thomas Martinsen on Unsplash

一番気をつけたいこと

資格試験の勉強の中で一番気をつけたことは、教科書の内容を全て頭に入れることです。試験問題というのは全て教科書に書いてあることも応用になりますよね。そのため、教科書の内容さえ頭に入っていれば、自然と答えを導き出せると考えました。

ひたすら教科書に目を通すことを徹底したのです。選んだ教科書は「簿記の教科書 日商1級 工業簿記・原価計算1 費目別計算 個別原価計算編」です。

本屋さんの参考書のコーナーで一番人気というポップが貼ってあったことが決め手でした。一番人気ということは多くの人が手に取っていて、信頼感を獲得している教科書であるという証拠です。

それからその教科書を常に持ち歩くようにしました。そして、少しでも時間が空けば教科書を開いて目を通しました。ある程度の厚みの本なので、最初は持ち歩くことが難しいと感じていました。

教科書をノートに書き写してから持ち歩くことも考えましたが、それでは大切な箇所が抜け落ちてしまうと思い考えを改めました。三日もたてば持ち歩くことに対するストレスはなくなっていました。そして、何か作業をしてひと段落したら、とにかく教科書を開くことにしました。

一旦教科書を開いたら、スムーズにそのまま読み進めることができました。昔、心理学の先生が何かやりたい時は後のことを考えずに一番簡単の事から取り掛かればいいと言っていました。

そのため、とりあえず教科書を開いてから、一番短いフレーズが書いてある場所から目を通すようにしました。すると、いつの間にかエンジンがかかっていて、そのまま読み進めることができていました。

反対に、今日は30分で10ページ分しっかりおぼえるぞなどと気合を入れて臨んだ日は、から回ってしまいました。予定を立ててしまうと逆効果であることに気づきました。

今、目の前にあることにひたすら集中するということを大切にしました。資格取得のためには目の前のことを積み重ねるしか方法がないと思ったのです。小さい積み重ねがいつか満足できる地点に到達するための最短の道筋であることを、心に刻みました。

勉強した期間は半年ほど

勉強した期間は半年ほどでした。勉強を始めてから二ヶ月は教科書の暗記に使いました。そして、次の二ヶ月で教科書についているまとめの練習問題に取り組みました。最後の二ヶ月で、過去問をやりました。

二ヶ月も問題集とにらめっこして内容を頭に叩き込んでいたので、基礎をしっかりと固めることができていました。まとめの練習問題は、90点以上をコンスタントに取れていました。そのおかげで自分の中に余裕が生まれて、自分の実力を信じることができるようになりました。

自分のやり方は正しいと思えたため、教科書にひたすら目を通す方法をそのまま続けました。すると、自分でいつの間にか問題が作れるようになっていて、出題者の気持ちが分かるようになってきました。

問題を解いているときに、何を答えてもらうことを考えて問題を作っているのか、間違いに導こうとしているなどという意図を汲み取れるようになりました。出題者との対話を楽しむようになっていたのです。

過去問に取り組むようになってから、さらにその傾向が強くなっていました。そのため、勉強に対して受身の姿勢ではなく、主体性を持って臨めるになっていました。出題者との対話が心地よく、ゲーム感覚でやっていました。

試験

試験会場は市内にある商業高校でした。履物を用意するようにと通知が来ていました。そのほかの持ち物は、筆記用具や電卓などでした。試験時間は2時間で、時間が足りずに最後まで解けませんでした。

しかし、過去問をやっていた時から時間は足りなかったので、焦る気持ちはありませんでした。持ち時間の中で簡単に解ける問題から取り掛かっていきました。試験において気をつけたのは、分からないと思った時点で切り捨てて次にいくという行為です。

問題を解いていくとどうしても分からないことがあります。それは仕方がないことです。なるべく全て解けるようにしっかりと勉強はしましたが、完璧には到底及びません。完璧を期待するというのは虫のいい話だと、自分の中で線引きしました。

100点を狙うのではなく、合格点を充分に超える点数を獲得することを目標に設定したのです。そのため、自分が解ける問題かどうかを見極めることを気をつけました。

そして、一旦分からないと結論を出したら、また戻ることなく次に進むことを徹底しました。ある程度までで見切りをつけて効果がなければ、見切りをつけて次に進むという損切りを意識しました。すると、持ち時間を有効的に使えました。時間内に解ける問題は全て解くことができたのです。

そのために、積極的に時計を見ていました。時間の間隔を自分の中に叩き込むことで、甘えを切り捨てました。現実にしっかりと目を向けて、素材や事実に気を配りました。そして、出題者が何を目的にしているのかという出題者との対話もじっくりと行いました。

自己採点

帰ってから自己採点した結果、80点を超えていたので合格ラインの70点はクリアできていることが分かりました。難しかったところは大勢の人の中で、試験問題に挑戦するということでした。普段一人で静かな部屋の中で勉強していたので、人の気配が気になって集中力を高めにくかったです。

どうしても人の息遣いや視線が気になってしまい、気がそれてしまいました。そのため、カフェや図書館など人が沢山いるところで、もっと過去問に挑戦しておけばよかったと後悔しました。なるべく試験会場の雰囲気と近い環境で予行練習のような機会を設けるべきでした。

心の準備が整うことで、もっと落ち着いて問題に取り組めたと思います。試験の中身だけでなく、環境やモチベーションなどに対しても気を配るべきでした。

試験に受かるためのコツ

試験に受かるためのコツは、基礎を大切にすることです。基礎がおろそかになっていると、先に進むことができないからです。そのためには教科書を全て頭に入れておくことが一番の早道になります。基礎を固めることによって応用力も自然と付いてくるので、まずは基礎を徹底的にやりこむことが重要です。

勉強している中で焦りも出てくると思いますが、人や噂に流されて不安になっている暇があるんだったらその分教科書を読んだほうがいいです。

集中していると自分の感覚が研ぎ澄まされているような気分になる時があり、作業興奮に包まれることもあります。いわゆるゾーンに入っている状態だと思います。自分が極限状態に突入しているという実感が出ると、さらに作業が進んでいきます。そんな時間が心地いいと感じていました。

そのため、集中することを目指して作業を続けていたように思います。これから資格取得を目指しているという人には、とにかく教科書をひたすら覚えて、集中する時間を多く持つことを心がけてほしいです。基礎を固めることで自分と向き合うことができ、納得しながら勉強を進めていけるはずです。そして、しっかりと納得できさえすれば、資格取得という結果はおのずと付いてくると思います。

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