「7回読み」勉強法で宅建試験に合格

大学時代文系出身者です。生協のパンフレットに宅建は法律試験の登竜門と書いてあったので、受験してみることにしました。
これまでに、日商簿記2級、法学検定2級、FP技能士2級とAFP、管理業務主任者、貸金業務取扱主任者、知的財産管理技能検定3級、ITパスポートなど基本的な試験には合格していました。

書店に行き、宅建のコーナーに行くとたくさんの本が並んでいました。流石は20万人前後が受験する大型の試験です。大学教授が書いたようなつまらない本は無視して、予備校講師が書いた初心者でもわかるような図表が多いような本を選びました。

私が使用した本は、出る順宅建士 重要ポイント555 (LEC)らくらく宅建塾シリーズ(宅建学院)です。この本は、ネット上でも評判が良い本だったからです。

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勉強法の本を読む

やみくもに、勉強しても仕方がないので、勉強法の本を調べました。おススメは、東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法(PHP研究所)です。

著者は、東大文科1類に現役で合格し、司法試験と国家公務員1種試験にも1発合格し、東大を首席で卒業されています。

華麗なる経歴の方が書いた勉強法になります。勉強が日本トップクラスにできる方ですら、本を一読しただけで丸暗記出来るわけではありません。平均して、同じ本を7回読んで、最後の方は推測して読むことが出来るまで続けるといったシンプルな勉強法が記載されております。継続は力なり、ということです。

この本に従って、本を7回は回すことを意識しました。書いてある内容が推測できるようになるまで、多くの本に手を出さなかったことが功を奏しました。

勉強法で意識したこと

近年の試験は、戦略がないとまず合格できません。野球でいうと、学校では130キロのストレートの打ち方のみを習います。ところが、難関試験ではそれ以上のストレートのほかに5種類以上の変化球も出題されます。そうした場合に、必要な勉強法を紹介します。

相手を知る

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」、孫子の兵法の有名な一説です。相手を知らずに、やみくもに時間を使っても意味はありません。満遍なくよりも、ピンポイントで学習しましょう。ポイントは、配点、時間、合格最低点をチェックすることです。その時に、今の自分は、どのくらい得点出来て、足りない部分はどこの分野を集中的に勉強すべきかを考えましょう。

俯瞰してみる

試験問題の形式や、設問の順番を見渡しましょう。難関と呼ばれる試験ほど癖があります。その癖をどうやって対処できるのかがポイントになります。

全体を見渡す

キーワードは何かを考えましょう。いきなり、難しい本を読み始めるのは時間の無駄です。最近では、有名な試験ほど、入門書として、マンガや挿絵の多い本があります。そういった本で全体像を把握するのが先決です。細かい論点は後回しで結構です。この時に、どのくらいの期間、どの分量をいつやるかを、大雑把に計画しましょう。

参考書を横に置きながら、検索しながら解答する

こうすることで、試験の傾向がつかめると思います。また、焦点の当て方が分かってきます。参考書のどこの部分が出やすいのか注意して、問題を解きましょう。参考書を読んだだけでは身に付きません。必ず、問題とセットで行うことを心がけるようにするといいと思います。

セルフレクチャーしてみる

覚えたことを、誰かに伝えるつもりで、ブツブツ呟いてみましょう。脳に入っていない知識は、喋れないし、書けないし、途中で詰まります。自分でしゃべる→意外と入っていないことに気づく→誤魔化すという悪循環に陥ることだけは避けましょう。アウトプットされたものが記憶されるのです。記憶とは「思い出した回数」に比例するのです。

1時間勉強したら5分間喋ってみましょう。そうすることで、何が記憶されたかが分かるはずです。いちいち書くのは面倒なので、話すことを意識しましょう。英語ではディクテーションやシャドーイングを行うと飛躍的に向上すると思います。

時間を計る

試験は時間との戦いです。常に、タイムマネージメントを心がけましょう。最近の試験は、膨大な量の中から中心となる話題をいかに抜き取るかということが重視されています。例えば、暗記事項を先に終わらせて、時間のかかる問題を、あとでゆっくり解くといったメリハリが重要です。
過去問を解くときは、全体の問題を分析しましょう。

  • 最初の方は難しく、最後の問題は簡単だった
  • 選択肢の1番は難しく、最後の5番は簡単だった
  • 選択肢の1番は答えになりにくく、後ろの方が答えになりやすい

という癖がないかも調べておくといいと思います。

理想のモデル(先輩、先生、合格者)に近づくために必要なことを模索する

いる場合は、構いませんが、近くにいない場合は、インターネットで検索して探してみましょう。合格者と自分との違いはどこにあるのか?可能ならば、質問してみるのもいいと思います。

宅建試験に当てはめると…

日本の筆記試験は、どの試験でも、合格者正答率が60%以上の問題をすべて正解すれば合格できます。たとえ、合格率が低い試験でも、この大原則は変わりありません。

使用する教材も、合格体験記などを熟読して、合格者が60%以上使用している教材を使用すれば問題なく合格できます。

自分しか知らない問題が出来る方が合格するわけではありません。宅建は50問中35点前後取れれれば合格できます。満点が必要なわけではないので、分からない問題があれば捨て問を作るのも一つの手です。

また、最初のうちは、入門書はマンガを使用するといいと思います。入口は低く、徐々に図表の多い本へと移行し、最後は活字のみの本へと言う流れが一番いいと思います。

マンガで書かれているからと言ってレベルが低いわけではないですし、確かな土台を築くことが出来ます。最短で合格したいのならば、大学教授が書いた本よりも、予備校講師が書いた本がいいと思います。

試験当日の注意点

宅建は毎年20万人前後が受験します。私の県では例年4000人前後が受験し、しかも試験会場は1か所しかありません。地下鉄の駅の終点からバスで20分くらいの大学のキャンパスで受験します。

大学の正門付近は1車線通行なので、行きも帰りも大渋滞します。普段なら、15分で行けるところでも、1時間近くかかる場合もあります。しかもバスは満員です。雨が降るとさらに最悪の事態が待っています。いつもよりも早めに行動しましょう。

私は、バスに乗車する前に、必ず、予備校の直前対策をいただいていました。もらう人ともらわない人がいるようですが、どちらでも構いません。予想以上にまとまっていることが多いので、私はいただいていました。特に最後の5問は統計問題が多いので、直前チェックでその部分を念入りに確認してから望みました。

試験が始まったらその部分から解答するようにしていました。この部分は知っているかどうかだけなので、自信がない方は直前チェックに眼を通しておいた方がいいと思います。

最後に…

宅建試験は毎年3万人前後が合格する試験です。と言うことは裏を返せば努力が実りやすい試験だとも言えます。予備校が言うほど簡単ではありませんが、とびぬけて難しいわけでもありません。基本問題さえきちんと正解できれば間違いなく合格できます。受験する方の幸運を祈りつつ、これで終わります。

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