フランス語の語学試験DELF B1に合格することができました

こんにちは。今回は、フランス語の語学試験DELF B1という試験に合格した体験記を書いていきたいと思います。

DELFとは?

ご存じない方もいらっしゃるかと思います。この試験は、フランス本国の教育省が発行する国際資格で、「デルフ」と発音します。Diplôme d'études en langue française(フランス語学力における証明書)といった意味の言葉の略称です。一番下から、A1, A2, B1, B2, C1, C2となっており、C2が最高難易度となっております。B1は日本で開催されているフランス語検定の2級程度に相当するものです。

この試験の一定の級を取得することで、フランス本国に研究や勉強で行く際に、有利になるという使い方ができます。また、就職をする際にも、語学力を証明するための証明書として利用することができ、フランスに関心のある人ならば持っていて損はない資格となります。

DELFの勉強の方法は?

具体的にどのような勉強をしていたのかを紹介します。私の受けた級は中級程度と言われ、一般的な日常の文脈において超複雑ではない文章を普通に扱うことができて、高度な内容の会話でなければ普通に聞き取り応答することができる程度のレベルと言われています。

まず、この試験にはリスニング(Compréhension orale)、読解(Compréhension des écrits)、作文(Production écrite)、口頭面接(Production orale)があります。そしてそれらの試験において一定以上の水準のレベルを収めていることが合格の基準となります。従って、それらの能力をまんべんなく鍛えることが、この試験突破のための大きな枠組みになります。

リスニング

まず、リスニングについて。私の級では、普通のニュース記事やジャーナル、ラジオの音声が流れるため、日ごろからそれらを聞いて耳を鳴らしておく必要があります。たとえば、Radio France International (RFI)というフランス国営放送局が毎日10分間のジャーナル(Journal en français facile)をスクリプト付きで配信しているので、それを利用しながらのリスニングが効果的でした。実際のリズムで実際に使われる語彙を利用しながら学べるので、非常に有効です。

読解

次に、読解に関しても同様にジャーナルを読むことになるので、日ごろからニュース記事を読む練習をすることが望ましいです。たとえば、Le mondeFgaro, Libérationなどが有名どころです。私は特に、Le mondeの記事を読むことで練習していました。それぞれに政治的な立場があるので、個人的な好みと照らして読んでみることが良いでしょう。

作文

そして、作文については、日ごろから何かメモをしたり考えたりするときに、フランス語で言うならどうなるかということを常に念頭に置く練習をしました。もちろん作文を実際に文字数制限をつけながら書いてみて、何度もそれらを反復することもしました。同じテーマで何度も文章を書くことは力になったと思います。

口頭

最後に、口頭に関しては、ひたすら暇なときに喋るという練習でした。特に可能なときは留学生を捕まえて会話の相手になってもらったりしました。あくまで試験ですので、流ちょうにしゃべれる必要はなく、伝えたい内容を的確に伝えられるように意識することが肝要だと思います。

以上を何度もローテーションしながら訓練することで、総合的な語学の力を磨いていきました。

勉強時間はどれくらい?

勉強時間に関しては具体的にあまり気にしたことがなかったのですが、あまりこの時間は勉強とかこの時間はやらないとかそういった意識が残らないくらいには勉強していたのだと思います。何よりも大切なのは、とりあえずまとまった時間を確保して勉強するということです。ある程度の時間外国語に触れていられる体力は、その後実際に外国語を運用するためにも非常に有効ですし、実践的な練習としていい経験になると思います。

読む練習を最重要視

特に私は、読むという練習を最重要視していました。なぜなら、わからない単語はいくら聞いてもわからないし、書くこともできないからです。従って、毎日2時間以上はジャーナルと格闘し、新規の単語を増やすことに腐心しました。とにかく毎日新しい単語を増やすということは非常に大切な心構えだと思います。

なぜなら、新しい単語を覚えることは、日によってある程度の限度があるからです。毎日の積み重ねによって、膨大な量の単語を少しずつ頭に入れていくようなイメージがありました。

従って、勉強時間について「○○時間」勉強したということをいうことはできませんが、継続してまとまった時間「2時間-3時間」は毎日とれるようにすることが必要であるということは言えると思います。もちろん一日中ずっと語学勉強に身を浸すという時間も大切ですが、それはそれぞれの人の持てる時間の範囲でなすべきことであります。大切なのは、まとまった時間を取るという点と、継続するという点です。

DELF試験の結果

実際に試験を受けてみた結果、辛くも合格することができました。辛くもというのは、リスニングが非常にぎりぎりだったからです。実際最も私が苦手としているのはリスニングであり、それは何度もフランス語を聞いて耳で慣れるしかないというものだからです。こればかりはどんなに短気で集中しても、どんなに頑張ってもなかなか身につかず、経験の時間が物を言います。私はフランス語を勉強し始めて日が浅いので、その点がありありと反映されてしまった結果となりました。

しかし、読解で培った語彙は有効だったようで、読解と作文は安定して点数を取ることができました。元来日本人はこれまでのいわゆる受験英語の影響で、読むことと書くことは得意なようなので、その影響が出ているのかもしれません。しかし、またそれとは別に面接の点数が非常に優れていたのですが、その原因がなんともわかりかねました。

後日考えた結果、フランスの面接では喋る力だけではなく、ジェスチャーの力が問われているということがわかりました。従って、しゃべる時に相手の眼を観ながらジェスチャーを含めて伝えられたという点が評価されたのかと思います。これは、実際に留学生と話す中で自然と身に着けたものなので、そのような恩恵があったのだと思います。

合格するためのコツは?

この試験では、細かいミスはそこまで気にしなくてもいいようです。日本の文法重視の試験とは全く違う態度であるということに気を付けないといけません。冒頭ではフランス語検定との級の比較を記載しましたが、あれはあくまで目安での話であって、そのような試験の傾向の違いがあるので、一概には比較できません。

DELFでは、特に何よりも実践力が試されています。なぜなら、実際にフランスに行って研究したり仕事したりする人が、語学力を向上させるために取る試験であるからです。そのような意味では、文法的なミスや細かい語法の違いよりも、実際にそれを使って相手に「通じる」かどうかという点に焦点を当てて勉強することが必要です。最初はこれまでの試験と全く違う形式や傾向に悩むかもしれませんが、その目的だけ念頭にあれば何をすればいいかは自ずとはっきりとします。

まとめ

以上のようにして私はDELF B1の試験に合格することができました。
これまででは試験のためにどのようなアプローチを行い、その結果として何が読み取れるかを理解する過程を提示してきました。私が取ったこの試験を目指す人口はさほど多くないかもしれません。しかし、このような分析とその方法論はすべての試験に共通してあります。従って、以上を参考に、あらゆる資格試験で合格を目指すための準備を整えることができるのではないでしょうか。

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